@nadeshikoさん企画「私のパーソナルぶっちゃけます｣

皆さん、こんにちは。 @nadeshikoさん主催のイベント「私のパーソナルぶっちゃけます」に参加させていただきます。

Image source : pixabay

1. 幼少期

私は、西日本の海沿いの地方都市で生まれて育ちました。
幼少期はとてもおとなしい子でした。幼稚園でも、いるかいないかわからないくらいの静かな子だったという記憶があります。

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２. 上京～社会人編

小学校～短大編を書くと、長くなるので省略します。

高校を卒業すると同時に上京し、短大に入学しました。中学生の頃から都会に行きたいという強い憧れがありました。

短大卒業後は、都内にある外資系の会社に就職し、そこで秘書として働いていました。秘書というと、かっこいい職業と思われそうですが、私は｢部長秘書 兼 部付き｣という、部長(日本人)秘書をしつつ、その部署の庶務的なことをするという、特別に高いスキルがなくてもできる仕事でした。

外資系企業ということもあり、アメリカ、アジア、オセアニアから日本に出張に来る社員が多かったです。いつか外国人上司の秘書になりたかった私は、アメリカから日本に出張に来た社員に、「英語の勉強をしているので、英会話の練習相手になってください。」といって、よく会話相手になってもらっていました。

そのうち一定期間、海外に住んで英語を学んだ方が上達が早いのではないかと思い、語学留学することを考えるようになりました。
あれこれ考えるうちに、同僚の一人が会社を退職してニューヨークに留学することになりました。半年後、彼女に会いにニューヨークに行って刺激を受け、海外に住みたいという気持ちがますます強くなりました。このいきさつに関しては私の前回の投稿 をご覧ください。

そしてとうとう、会社を退職して海外に留学しようと決めました。ある程度の資金が貯まったということもありますが、だんだん年を取るので若いうちに行動を起こした方がいいと思ったからです。

初めはニューヨークに英語の勉強をするために留学することも考えましたが、学生ビザを取得するのに時間がかかる、米ドルが日本円より強いのでかなり資金を持っていかないとすぐに底をついてしまう、冬が寒すぎる (寒いところが苦手) ･･･という理由でニューヨークに行くことをあきらめかけていました。

ちょうどそのころ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダがワーキングホリデー制度を設けていることを知り、ビザも比較的簡単に取得できるようなので、この中のどれかの国に行くのがいいのではないか･･･と思い始めました。
その当時、この３ヶ国で行ったことがあるのがオーストラリアだけだったので、オーストラリアに行こうと決めました。
そして「思い立ったら吉日」ということわざ通り、すぐにビザの申請をしました。

滞在するのならいちばんの都会がいいと思い、シドニーを選びました。向こうでの当面の滞在先、語学学校の入学手続きなどは、日本にある海外留学エージェントを通して行いました。

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3. シドニー編

会社を退職して一か月後、日本を発ちシドニーに行きました。そして、すぐに語学学校に通い始めました。シドニーは旅行で一度訪れたことがあるので、「ここに再び帰ってきたんだ。」という思いでいっぱいでした。
学校が終わるとハーバーブリッジやオペラハウスによく行き、海や船を眺めながら幼少期を思い出しました。

シドニーに住み始めて３ヶ月経った頃、学校の先生が主催するパーティに、先生の友人としてゲストで来ていた男性と知り合い、その後お付き合いすることになりました。この男性こそが現在の夫です。

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4. 結婚までの道のり編

夫と付き合い始めて半年近く経った頃、ワーキングホリデー・ビザが切れる前に日本に戻り、実家の近くで働いていました。
夫とは会えないのでメールや国際電話で連絡をしていました。

そして数か月が過ぎた頃、夫が私の両親に私との結婚の承諾を得るために来日しました。両親は夫のことを気に入り、あっさりOKしてくれました。
父は、「お父さんも今の時代に生まれていたら海外に行き、違う世界を見たいと思っていただろう。海外生活は甘くはないだろうが2人で力を合わせて頑張れ。」と背中を押してくれました。

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5. 結婚編

そして、とりあえず観光ビザでシドニーに舞い戻りました。しかし、観光ビザのままで滞在すると働けないし、社会的な信用、保障もありません。

実は、オーストラリアでは結婚式を挙げないと、結婚したと認められません。
結婚してまず、配偶者ビザ (豪州永住権または市民権を保持しているパートナーがスポンサーになります。) を取得しないと、私の観光ビザは最長9ヶ月で切れてしまいます。
海外に居住するうえでいちばん大事なものはビザです。「たかがビザ、されどビザ」なのです。

そこで、先に国際結婚をした友人夫婦から教えてもらい、豪州の政府機関の婚姻登記所で簡単な結婚式を挙げることにしました。
結婚執行者立会人のもと、「誓いの言葉」「指輪の交換」「結婚証明書にサイン」があり、15分で終了します。その時の結婚証明書、その他必要な書類を持って移民局に行き、永住権の申請をしました。

申請をして5ヶ月が経った頃、移民局から面接の日時を指定され、私とパートナー(夫)が移民局のオフィスに出向き、別々の部屋に呼ばれ面接を行いました。この面接のためにいくつかのものを用意して持っていきました。

• 2人がやり取りした手紙 (消印付き)
• 共同名義の銀行口座
• 一緒に暮らしているという証明書 (共同名義の賃貸契約書、公共料金の請求書など)

そして、面接官は

• ベッドでは右側、左側のどちら側に寝ているか？
• パートナーはイビキをするか？
• パートナーが好きな食べ物は？
• 休日は何をしている？
• パートナーの趣味は？
• 2人で旅行をしたことがあるか？その旅行の一番の思い出は？

など、プライベートなことを色々質問してきました。これは偽装結婚かどうかを見極めるためです。

実はインタビューの１週間前に妊娠がわかり、その時に病院でエコー検査をしました。
こちらでは妊娠がわかってすぐと、安定期に入る２０週目に胎児のエコー検査をします。
その超音波写真を持参し、インタビューの最後に面接官に見せました。そうすると、「グッドタイミングだ！おめでとう！君にオーストラリアの永住権をあげよう。」と言われ、大喜びしました。

それから数か月して夫がメルボルンにある会社に転職することになり、２人で引っ越しました。そして私は無事に長男を出産しました。

以上が、私の「パーソナルぶっちゃけます」です。昔のことをいろいろ思い出しながら記事を書きました。とても楽しかったです。@nadeshikoさん、素敵な企画を主催してくださってありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。

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