Hot water cooler/湯冷まし
I will write about "Yuzamashi" used when making Japanese tea.
"Yuzamashi" is a tool for cooling hot water.
The tea which is drunk most in the world is brewed with boiling water, so it is not necessary to cool down the hot water, but it is an indispensable tool for Japanese tea Sencha and Gyokuro.
I have these "Yuzamashi".
日本茶を淹れる時に使う『湯冷まし』のお話です。
『湯冷まし』は名前の通りお湯を冷ますための道具です。
世界で1番飲まれているお茶・紅茶は熱湯で淹れるのでお湯を冷ます必要はないのですが、日本茶の煎茶や玉露には欠かせない道具です。
私が持っている湯冷ましはこちら。
Among them, I usually use this "Tokoname yaki".
This is just a good capacity, I like the place where draining of the spout is good.
中でも普段使っているのは、この『常滑焼』の練り込みの湯冷ましです。
容量もちょうどよく、なんと言っても注ぎ口の水切れが良いのが気に入っています。
This small porcelain "Yuzamashi" is a teaware for Gyokuro, which is set as a teapot.
I rarely use high-grade Gyokuro so it is not often used.
この磁器製の小ぶりのものは、玉露用の物で、急須とセットになっています。
玉露はほとんど淹れることがないのであまり出番はありません^^;
By the way, why does Japanese tea be brewed using cold hot water?
Japanese tea is said to be a tea to taste umami. Theanine contained in tea is a component with umami and sweetness.
Furthermore, bitter taste caffeine, astringent catechin is added, making a taste of tea.
These three components, theanine, catechin and caffeine, actually differ depending on the temperature of hot water.
ところで、日本茶は何故冷ましたお湯を使って淹れるのでしょう。
日本茶は旨味を味わうお茶だと言われますが、その旨味はお茶に含まれるテアニンというアミノ酸が寄与しています。そのテアニンはほのかな甘味も持った成分です。
更に苦味のカフェイン、渋味のカテキンが加わり、お茶の味を作っています。
テアニン、カテキン、カフェインというこれらの3つの成分は実はお湯の温度によって溶け出し方に違いがあるのです。
Because theanine melts out regardless of the temperature of hot water, it melts out plenty of cold hot water, of course.
However, catechin and caffeine do not dissolve much in hot water below 80 ° C.
For these reasons, I think that tea brewed with hot water cooled to below 80 ° C will have plenty of umami sweetness with less astringency and bitter taste.
This umami ingredient tends to contain as much as advanced tea. If you get good tea, please try to cook the hot water and brew it.
You can taste the tea you did not know.
The temperature drops by about 10 ° C each time hot water is replaced. Please refer to this and try to cool down the hot water.
I think that the second decoction is 80 ℃ and the third decoction is the proper temperature about 90 ℃.
You can substitute "Mug Cup" for "Yuzamashi". Do not mind if you do not have it.
テアニンはお湯の温度に関係なく溶け出すので、もちろん冷ましたお湯にもたっぷり溶け出します。
しかし、カテキンとカフェインは80℃以下のお湯にはあまり溶け出しません。
こうしたことから、冷まして80℃以下にしたお湯で淹れたお茶は渋味や苦味の少ない旨味甘味たっぷりの味になることはご理解頂けると思います。
この旨味成分は上級茶ほどたくさん含んでいる傾向にあります。良いお茶が手に入ったら、お湯を冷まして淹れてみて下さい。
『お茶ってこういう味がするものなの?』って思うほどのお茶が味わえるはずです。
お湯は器に移し替える毎に10℃くらい温度が下がります。一煎目は湯冷ましから更に茶碗に移して70℃くらいにして下さい。
二煎目は80℃、三煎目は90℃くらいが適温だと思います。
『湯冷まし』はマグカップなどでも代用できます。もってなくても平気ですよ。
テアニン、カテキン、カフェイン…なるほどです!
先日、京都宇治のお茶をお土産にもらいまして、中に玉露があったので、湯冷まししてから淹れようと思います。
玉露は60℃くらいで淹れてみて下さい。湯冷まし3回が目安です。美味しく淹れられると良いですね。
Thank you for taking part in this months #culturevulture challenge. Good Luck.
Thank you.
勉強になります〜
ありがとうございます。なにかのお役に立てると良いのですが。
湯冷ましに…とても素敵なアイテムです(^^♪ 入れ替えるごとに10度下がるのですね、なるほど( ˘ω˘ )適温目指してやってみます♪
冬場は10℃以上下がるかもしれません。夏場は5℃くらいかな。季節や器の材質によっても違ってきますね。いろいろ試してみて下さいね。
いつも熱々のお湯を入れてしまってました~(^_^;)
マグカップで”湯冷まし”をしてから、淹れてみます^^
日本茶にもいろいろありますので、お茶によってお湯の温度も違いますが、焙じ茶、玄米茶は熱湯でいいですよ。上級茶ほど冷ましたお湯で淹れてみて下さいね。
なるほど!!勉強になります^^
香りを楽しむお茶は熱湯って覚えておいて下さいね。熱湯ですと香りが立ちます。紅茶 烏龍茶 も熱湯です。
はい。私は横着者なので、カップを湯冷まし替わりに使います。
お湯の量も確認できますし(≧▽≦)
いえいえ!カップであれお湯を冷ますことをされているわけですから全然横着者ではありませんよ。お湯の量が計れるとはさすがのご意見です。
そんな褒められたものではなくて…(^-^;
例えばインスタントラーメン作ろうと思った時、袋に書かれたお湯の量を計量する事なく、どんぶりに入った水(×人数分)を鍋に入れてからスタートしてます…。やっぱり横着者(笑)
全然知りませんでした😌とても勉強になりました。ありがとうございますm(._.)m
最近は急須で淹れることも少なくなっているみたいですが、是非急須でお茶を楽しんで
頂きたいものです。
素敵な湯冷ましですね〜(^^)そして、勉強になりました‼︎
ありがとうございます(^-^*)何かのお役に立てれば嬉しいです。
湯冷ましなるアイテムがあることを初めて知りました。ありがとうございます(^^)
急須は知っていても、湯冷ましを知らない人は多いですね。認知度低いですが、立派に日本の茶器です。知って頂いて良かったです。
使う器から楽しむ。という文化も食には兼ね揃えてるものだな〜と感じます。
先生!以前玉露の記事でもテアニンやカテキンの話をされていたのを覚えています!玉露は日陰を作ってカテキンの生成を抑えてテアニン(甘み)の多い葉を作っている。それから水出し茶は上記のとうり、カテキンやカフェインが溶け出しにくいので甘味旨味に多いお茶ができる!・・確かそうだったような。一ヶ月前はお茶のおの字も知りませんでしたが、sumiさんの記事で少し詳しくなったような?^^
わーっ!凄い!私の記事をしっかり読んで下さったんですね。ありがとうございます。その通りです。
お茶を急須で淹れる、茶器を楽しむ…日本の文化ですよね。世界に誇れるこの文化を絶やさないで欲しいと思います。ペットボトルでは味わえないお茶を楽しんで下さいね。