(JP/EN) Ito En Australia ~ 伊藤園オーストラリア🌿

in #japanese6 years ago (edited)

皆さん、こんにちは。
先日、@amblogさんがブログで 「新茶をお取り寄せ」 の投稿をされました。その記事を読んで、私も今日はオーストラリアのビクトリア州(州都メルボルン市)にある「お~いお茶!」で有名な ''伊藤園オーストラリア ''のことについて書こうと思いました。
本題に入る前に、「お~いお茶!」は英語圏の人にとって発音しにくい言葉のようです。彼らが「お~いお茶」と言うと「Oicha。おいちゃ」に聞こえます。初めは「Oicha」というゲームアプリの名前だと勘違いしたほどです。

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'90年代に入り、伊藤園は将来の緑茶原料の需要増を考えて、良質な茶葉の安定した確保が必要という結論を出し、狭い国土の日本だけでなく海外でも茶葉を栽培することを考えました。
そして世界中の色々な国に研究者を派遣し、その中から日本とは季節が逆で、風土が似ているオーストラリアのビクトリア州に白羽の矢を立てました。ちょうどその頃、ビクトリア州のアルパイン地域のタバコ栽培をしている農家の方達が、新しい事業としての緑茶の栽培に興味を持ち、日本へ視察に訪れました。日本の茶園を見学し、とても興味を示し、緑茶栽培は新しいビジネスとして適していると判断しました。
そして1994年に「伊藤園オーストラリア」が創立されました。

メルボルンから約250kmほど北東にあるWangaratta (ウォンガラッタ)という街に 伊藤園オーストラリアの工場とオフィスがあります。また緑茶の茶園はウォンガラッタからさらに東部にあるアルパイン地域に造成されました。茶葉の収穫期は12月、2月です。
ちなみにメルボルンは冬でも雪が降りませんが、アルパイン地域は雪が降り、スキー場もあります。先程、アルパイン地域の天気予報を調べましたが来週は雪が降るそうです。⛄❄

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また2004年には伊藤園オーストラリアは荒茶工場を建設し、荒茶の生産を本格化させています。荒茶とは煎茶や玉露などの緑茶を製品として販売できる形にする前の段階のお茶のことです。
なお、収穫された荒茶の仕上げ加工は、日本で行っているそうです。

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Photograph source : Ito En Australia Facebook

オーストラリアで生産した茶葉は、オーストラリア国内での販売はもちろん、主に米国向け製品の原料として、また日本でも伊藤園のお茶の専門店各店で、“オーストラリア産の緑茶”として販売されています。

伊藤園オーストラリアの工場は見学ができるそうなので、こちらが夏になったら行ってみようと思います。その時はまたブログに書きます。

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Hi, Steemians. I'm writing about ITO EN - a Japanese tea company - '' Oi Ocha! " is their best selling bevarage in Japan. They produce and sell a wide range of tea bevarage and products that are sold in North America and the other Asian countries, too.

Back in 1993, Japanese scientists were sent to many parts of the world in order to find a suitable agricultural land for the production of Japanese varieties of Camellia sinensis (Japanese term is Cha no ki) . The research was conducted in several regions in Australia, too. It was Victoria that would prove to be the most successful candidate with its similar climate and latitude as famous Japanese tea growing regions.
In the meantime, a group of tobacco farmers from Victorian Alpine region were seeking a new crop. They travelled to Japan to visit famous tea gardens of Japan. They created great interest in cultivating and havesting green tea leaves.

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Photograph source : Google image

In 1994, the Japanese leading tea company Ito En commenced operating a tea factory at Wangaratta, 265km northeast of Melbourne. The plants are ready for harvesting in December and 45 days after the first harvest, they are harvested again in February.

Australian Green Tea is currently sold throughout Japan and North America in supermarkets and specialty stores as bottled drinks and loose teas.

We are planning of visiting Ito En factory sometime this summer and posting a blog regarding it.

読んでいただきありがとうございます。
Thank you for reading!

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緑茶がオーストラリアで!
伊藤園はすごい!

伊藤園はグローバル・カンパニーですよね。日本の会社が海外で活躍していると嬉しくなります。

すごいですね!オーストラリアでできたお茶も飲んでみたいです

二枚目の写真の「Matcha green tea」 はオーストラリアで収穫した茶葉で作られています。私もまだ買ったことないので、買って飲んでみます ^^

私のanswer投稿ですね。ありがとうございます。AUSと日本は風土気候似てるんですか?何だか乾いている印象があるには何故だろう?
栄養価も高い日本茶が国際的に安定供給されるようになったら嬉しい限りです😃

本当は工場見学に行ってから、記事を書こうと思ってたのですが、amさんの私へのコメントバックを読んで、前倒しで書いてみました。
こちらは日本に比べて乾燥してます。(ケアンズやゴールドコースト辺りは亜熱帯地域なので湿気が多いですが。) ですが、茶園がある地域は適度に降水量もあり、緯度も日本の緑茶産地の静岡県とほぼ同じなんですよね。西洋の国では紅茶が圧倒的にポピュラーなので、日本茶がもっと普及して欲しいです。^^

雨不足で、いくら水の節約をするかが大事な国って勝手にイメージしてましたけど、AUSも広いですからねー(^-^;

AUSは本当に広いので、場所によって気候が全然違うんですよね。北は赤道に近いから常夏だし、一番南のタスマニアは冬は雪が降り、かなり寒くなります。^^;

縦も横も大きいもんね😃
AUS貯金しなきゃだった😁

貯金がたまったら遊びに来て~ (^-^)

とりあえず500円玉貯金頑張る😅

海外の方は母音が続く言葉が苦手と聞いたことがあります。
葵上(あおいのうえ)なんて絶対無理らしいですよー!

確かに英語圏の人達には 「あおいのうえ」は発音できないでしょう。また 「I」 を「イ」と発音しないので、「ISUZU」 を「アイスズ」 と言うんですよ。初めは何のこと?と思いました ^^;

オーストラリアにも伊藤園があるのは知りませんでした!!
缶にもちゃんと日本語で書いてあるので旅行に行った日本人には安心して飲めそうですね〜
工場見学の記事も楽しみにしています!

季節が反対のオーストラリアに茶園と工場を作るなんて伊藤園さん、なかなかやると思います。茶葉の収穫が1年に2回できますもんね。工場見学には、こちらが暖かくなったら行きますね~!

知りませんでした!すごい広大な茶畑なんでしょうねぇ〜。
海外行く時、現地の工場とか畑とか、そう言うところを見に行くのも楽しいかも♫

多分、広大な茶畑だと思います。本文に茶畑の面積を書こうと思って色々調べたんですが、分からなくて結局、書けずじまいでした。(><)

このお茶、すっごく美味しいです。いつも飲んでいます。

「おーいお茶」はこちらでもスーパーで約100円で買えます。飲みたい時に手に入るので嬉しいです。^^

オーストラリアは、太陽がキラキラしているイメージです。一度行ってみたいです。日本のお茶があるのはうれしいですね。

こちらは夏は暑く日差しがとても強いですが、観光のベストシーズンは夏ですね。ぜひ遊びに来てください!^^

オーストラリアの人も緑茶のむんですね。
どんな食べ物と合わせて飲むのか気になりました。

人によります。全く飲まない人もいれば健康に気を使って飲む人もいます。多分、食事をした後、喉を潤すために飲んでいると思います。
でもリプトンやトワイニングも緑茶を発売していて、けっこう売れているんですよ ^^

伊藤園の裏事情(裏ではないか)がオーストラリアにあったなんてw
緑茶、現地の方も飲むんだね。外人にとったら渋みとか苦味は大丈夫なんかね?

緑茶は健康にいいと言われているから飲む人も多いけど、苦いし渋いから嫌いっちゅー人も結構いるよ。あと緑茶と抹茶の区別が分からん人も多い。AUSで日本茶がもっとブームになったら嬉しいんやけどねぇ。^^

ちょうど日本の茶畑と季節が逆で風土が似ている土地がココだったんですね(・∀・)おぉぉ
伊藤園の研究者が探し当てたストーリーが感動的ですね。
ご案内いただいてありがとうございます。

@mdnさん、こちらにもコメントいただきありがとうございます。この記事を書いたとき、こちらは冬でした。☃️伊藤園の工場見学に行ってきたら、また記事にしますね!^^

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