大茶樹と神楽の里
藤枝市を流れる瀬戸川を遡ったところにある瀬戸ノ谷蔵田地区に樹齢300年を越える大茶樹があります。
この茶樹について説明をして下さっているのは所有者の平口さん。
ご先祖が江戸時代に種を蒔いたものだそうです。
5月になると、20人程でお茶摘みが行われます。高い所は梯子や脚立に登らないと摘めません。高さは4㍍以上もあるからです。そしてもちろん手摘みです。
そして、仕上がったお茶は『長寿の香り』と名付けられ、市内の高齢者施設に贈られます。
めったに口に入らない貴重なお茶を平口さんに振る舞っていただきました。お茶請けは手作りの栗の渋皮煮。
美味しかった〜長生きできそうです🤗
そしてもう一つとても貴重なものを観る機会がありました。
百数十年前からこの地に伝わるお神楽。静岡県の無形民俗文化財の高根白山神社古代神楽です。
この神社のある高根山は標高871㍍で藤枝市の最高峰。神社までも徒歩ではかなりキツく、ジャンボタクシーで送迎していただきました。
本殿は歴史を伝える立派なお社で藤枝市の文化財となっています。
この神楽は毎年10月29日に奉納されるもので、十二の舞があります。
舞手の熱演に観客も惹き込まれます。
これはほんとに貴重なもの。観ることができて幸せでした。
蔵田地区は山間の集落です。
茶畑が山肌に広がっていますが、住んでいる人は決して多くないと思われます。
そんな小さな集落で、こんなに大掛かりな神楽が江戸時代からずっと受け継がれていることは驚きでした。
その灯を消さないようにと地元の人達がどれほど力を注いできたことかと想像すると頭が下がります。
蔵田は歴史あるものを大事に守り、伝統と共にしっかりと根を張って生きている人達が住むお茶の里でした。
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関連リンク
● http://www.fujieda.gr.jp/contents/NOD231/428809.html
trips.teem で作成された文です。
おおお〜!
高根白山神社、立派ですね〜。石垣の高さにウワアなります。
そうなんです。思わず見上げました。昔の村人のご苦労が偲ばれます。
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梯子や脚立に登っての茶摘み!貴重ですね。
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高所恐怖症の私は裾のあたりを担当させていただくことにします🤗
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