Steemitの次期リリース版での改定についての日本語解説（2017/6/20 15:00:00 UTC ）

久しぶりに日本語で投稿します。
（日本人ユーザに共有したい情報については今後も日本語で投稿する予定です）
日本人の利用者も増えてきた印象のSteemitですが、6/20（火）に改定が行われます。
と言っても最近始めた人や英語読むの面倒だという人は何が変わるのかわからないと思いますので、今回の改定の一番大きな変更部分を日本語で解説します。

概要
報酬について、今までは一定時間を過ぎてから特定の期間（これは計算式があります）までの間のUpvoteはそれ以降のUpvoteよりも影響力が強くなっていました。
これだと、後からとても良い投稿だと気が付いても誰もUpvoteせずに、常に新しい投稿にUpvoteが一極集中するという弊害がありました。
影響力の高い（≒STEEMをたくさん保有する）アカウントへの報酬配分比率が高いということを利用して、人気が集まった投稿に対して後出しで報酬を根こそぎかっさらっていく、クジラを防ぐために過去に改定されたものです。
しかしこの方式では、古い記事は見向きもされない、newフィードに登場したときのインパクトやレピュテーションスコアの大小のみで判断されることとなり、新規のSteemit参加者にとっては、とても平等とは言えない仕組みとなってしまっています。

そこで、次期リリースでは、この点を改めることとなりました。
報酬はリニアに上昇します。これはUpvoteの価値は速くても遅くても変わらないことを意味します。
この改定により、過去の失敗投稿（Downvoteされた場合大きく下がります）や新規参入（スタート時は低いですよね）でレピュテーションスコアが低くても平等な報酬を受けることができます。

UpvoteのVotingPowerを100%で行った場合の報酬を4倍に増やす改定も行われます。
これによって、少ないVotingPowerでたくさんの投稿にバラまいていたVoteを、イチ押しの投稿にはたくさんの報酬を出すという意思表示をした場合により多くの報酬が渡ることになります。

他にも細かいバグフィックスはありますが、一番大きな変更点はこの報酬料の改定です。

原文は以下のリンクを参照してください。
https://steemitdev.com/steemit/@steemitblog/proposing-steem-equality-0-19-0-as-the-next-fork

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