茶室の3つのドア
中国から玉露の里の茶室・瓢月亭に見えられたお客様が帰り際、首をかしげながら
茶室にドアが3つあるのはどうしてですか?
と尋ねられました。
およそ60〜70㌢四方で、人一人がやっと潜って入れる大きさです。
にじり口が小さい理由は
日常と非日常を分ける境界線を意味しているのだそうです。
にじり口の前には踏み石があり、まずその上に乗ってかがんでからにじって入ります。

ここから、向こう側の水屋(台所)で点てたお茶やお菓子を運び入れます。
高さは120㌢程度なので、頭を下げないと通れません。
3つ目のドアは『茶道口』
茶道具を運び入れたり、運び出したりに使います。

お茶室に出入口が3つあることを、その中国人の青年は不思議に思ったのでしょう。
でも、日本語があまり堪能ではないのでどう質問したらいいのか戸惑ったようでしたが、最後はちゃんと理解してくれたようでした。
そしてもう一つ、こう質問されました。
お茶室ではだれでも自由に話ができるのですか?
正式なお茶会では席主と話をするのは正客ひとりと決まっています。他の客はそれを聞いているだけです。
でも気楽なお茶会ではその限りではありません。おしゃべりしながらお茶を楽しむことができます。
これは日本の文化ですね。
ありがとうございました。
と、いくつかの疑問が解けて、晴れ晴れとしたお顔で帰って行かれる後ろ姿を見送りながら、私たちはとても感動していました。
日本人は茶室に3つの出入口があることは当たり前のことと受け止めているのか、そのことについて質問されたことはありません。
一度の説明で理解されるということかもしれませんが、その中国の青年にはなんとも不思議なことに映ったのでしょう。
日本の文化を理解しようと、熱心に質問されるその姿はとても好感が持て、嬉しく思いました。
私も海外に行った際にはそうありたいと、その姿から教えられる思いがしました。
そういえば・・・
思い出したことがあります。
今年の夏、韓国・慶州を訪れた折、韓国人のガイドさんが
日本の人は慶州を「けいしゅう」と呼びますが、これは「キョンジュ」です。
その国の呼び名で読むのが礼儀です
たしかにその通りだとその時思いました。地名もその国の歴史や文化に裏打ちされていることを思えば、そのことに敬意を払い、尊重しその国の読み方で読むのは当然と言えるでしょう。
自分の国の文化を理解し尊重してほしいという気持ちと同じ強さで、他国の文化に敬意をはらうことが大事だと教えられた出来事でした。
#359
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自分の国を尊重してほしいなら、相手の国も尊重する。
人間関係でも何でも、相手の事は思い込みで見ないでわからない事は聞く。中々出来ない事ですよね。
でも何にでも通じる事と思いました。
にしても、ジェントルマンな方だったのですね〜( ̄▽ ̄)ステキ♫
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返信が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
本当にその通りですね。自分自身を見つめました。素敵な青年に出会えて良かったと思います。
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