孫のディズニー・デビュー

朝起こしに行くと、孫は

きょうは　ディズニーランドにいくから　ほいくえんには　いかないの～

と言います。

どうやら昨日のうちに先生に

あしたは　ばぁばとディズニーランドにいくから　やすみます

と言ってきたようです。

なぜかディズニーランドは恐い所と思っていたらしい孫が、ようやく行ってみたいと思い始めたようなので、

それならばということで、急遽行くことにしました。空模様が心配ですが決行です。

亀有駅まで行くと、直行バスが出ていてディズニーまでは約１時間の距離です。

亀有駅前　こち亀の銅像

バスの中では

まだ～？
ながいはりがどこまでいったらつくの？

と私の時計をしきりに覗き込みます。

おいおい。たった１時間が待てんのか！

という思いがあるものの、孫の初ディズニーを楽しいものにしてやろうと、ばぁばとしては最大限のおとり持ち。
あ～ぁ、気を遣う(;ﾟдﾟ)

そしていよいよディズニーランドに到着。チケットを購入し、ゲートをくぐると…いやが上にもワクワク。テンションＭＡＸ！！

…のはずが、孫はそうでもない様子。
メインエントランスからワールドバザールに入ると、開園35周年のモニュメントが飾られ、大音量で音楽が流れています。

孫にはその賑々しさが衝撃だったらしく、一瞬足が止まります。

でも、気を取り直して更に進みワールドバザールのはずれでチョコアイスを食べ準備万端。

ばぁば　さいごのパレードまでみようね～

という言葉を信じて、それならばとトゥモローランドからグルッと一周のつもりです。

ビビリの孫のことスリル系は無理なので最初は絶対安心のスティッチ・エンカウンターへ。

スティッチにお名前を教えてあげてね～

という係のお姉さんに見送られて中へ。

あまり待つことなくシアターに入れて、いよいよ始まりです。

スティッチと挨拶したり、質問に答えたり…スリルはゼロで孫も楽しんでいる様子。最初のアトラクションとしては成功したな！つかみはＯＫ！と思いきや…

外に出ると

おうちへかえりたい

と、まさかの一言。

は～？！　嘘でしょ！？

まさかのご発言に孫を２度見３度見。

じょ、じょ、冗談じゃない！これだけで帰れるわけがない(｀Д´)

そこからばぁばの悪戦苦闘が始まりました(ノД`)

そうだ！娘が言うことには、イッツ・ア・スモールワールドをYouTubeで見せたら行く気になったとのことなので、

それを観れば気が変わるかも知れないと藁にもすがる思いでファンタジーランドへ行くことにしました。

あのお城を通って後ろ側に行ってみようね

と言うも、

おしろにははいりたくない

なんて奴(-_-;)
でも、聞こえなかったふりをしてお城へ。

目的のイッツ・ア・スモールワールドは10日前にリニューアルオープンしたこともあってか長蛇の列。ちょっと無理かな？

でも、なんとか孫をつなぎ止めなくてはと周りを見回すとアリスのティーパーティーはすぐにでも乗れる様子。

自分でハンドルを回さなければ大したことにはならないだろうと思い孫を誘うと、あまり乗り気ではないようだが、四の五の言う前に乗せちゃおうと思い並んで、ほどなく乗車。

意外にも気に入った様子に一安心。

これならなんとかなるかなと思ったが、降りるとやっぱり

おうちへかえりたい

という。でもね！それはあんまりなのよ(｀Д´)

その後は騙し騙しでダンボに乗せたり、白馬に乗せたりしましたが、一向に孫のテンションはＵＰしません。

やっぱりイッツ・ア・スモールワールドを観ようとファストパスをもらいに行こうとしましたが、もう孫は帰りたいの一点張りです。

それでも最後の望みを掛けて、汽車に乗ろうと誘うと同意したのでウエスタンリバー鉄道に乗ることにしました。

しかし、そこに向かう途中で雨がパラパラ。

その時の孫の嬉しそうな顔。私は恨めしく眺めましたよ～(￣△￣)

ばぁば！あめだね～
みんなかえってるよ～

イヤイヤ。誰も帰ってないでしょ！

レストランでお昼を食べながら、雨が止むのを待とうか？

と提案するも

たべたくない

と一蹴され、ばぁばの堪忍袋の緒が切れました。
(とは言っても、半分はお芝居ですよ^^;)

わかった！帰る！！　でも、もう２度と◯◯ちゃん(孫の名前)とはディズニーには来ないからね！

と言って踵を返して歩き出すと、さすがに孫も焦ったらしく

ばぁば！きしゃにのりたいの？じゃあ、のってもいいよ！

とご機嫌をとってきましたが、そこはもう譲れません！

ばぁば～おこってるでしょ？

当然です！
さっさと出口に向かいました。

幸い亀有駅行きのバスはすぐに有り、スムーズに帰ってきましたが、

やはりちょっと可哀相になり、帰り道孫の好きな生チョコケーキと私の好きなチーズケーキを買い、腹の虫をおさめました。

まあ、子供はみんなディズニーが好きとは限らないもんね。

でも、楽しめるようになったらまた連れて行ってあげるよ(^-^*)

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