More is better の呪縛
昨日までファスティングをやっていたのですが、断食中に考えたことの中の1つに
我々の生活の中のあらゆる考え方の中に「何かを加える事」に意識が偏り過ぎなのではないか
という事がありました。
分かりやすく食の分野について考えると、
◆健康になるためにはXXXという栄養素を摂ることが効果的だ
◆痩せるためにはYYYという栄養素が必要で、そのためにはZZZを食べるとよい
◆病気を防ぐためにはAAAという成分が良いのでBBBというサプリが良い
など
身近な方の中にも、
お昼休みに大盛のランチを食べた後にコンビニでおやつも買ってそのお供にトクホの黒烏龍茶を買ってたりする方がけっこういらっしゃいます。
あくまで一例ですが、いつも何かを加える事でしかプラスの作用が生まれないという考えが我々の生活には強く生活に染み付いている気がします。
言うなれば「More is better 信仰」のようなものでしょうか。
もっとお金があれば心身ともにもっと豊かになれる。
もっと友達が増えれば楽しい時間を過ごすことができる。
もっと時間があれば自由に過ごすことができる。
もっと昇進すれば充実した日々を送ることができる。
もっと良い服や車や家があればきっと良い人生になる。
いずれも最低限は必要なものなのかもしれませんが、
あればあるほど人生が幸せなのか というと必ずしもそうではない気がします。
本当の幸せは、
ほどほどの持ち物、ほどほどの状態でも満足できる気持ちを持つことができている状態なのではないでしょうか。
今回、ファスティングで「何も食べない」という引き算のアプローチで身体環境の改善に取組み、その効果を強く実感しているのですが、食以外でも「何も~ない」という事で得られるものもあるような気がします。
簡単にできそうなところで挙げると、
あえて丸一日、1人になって過ごしてみる
あえて何もしない時間を作ってみる
あえて子供に何も言わない時間を作ってみる
あえて車に乗らない生活をしてみる
あえて今年はバーゲンにはいかないことにしてみる
など。
仮説ですが、More is betterの考えが自分を窮屈な生活や人生観に向かわせているのだとすれば、あえてその逆の行動をとってみると色々な発見がありそうな気がするなーと考えていました。
今年はそんな事をちょっとずつやってみようかなーと思ってます。
もし共感するようなことがあれば、皆さんもちょっとだけ試してみてはいかがでしょうか。
ではでは、今日はこの辺で。
Have a nice day ☺
引き算の考え方や、多くを求めないことで
気持ちが楽になったり、囚われの身から解放される事ってありますよね。。
コメントありがとうございます。
仰る通り、少なくとも自分は色々なものに囚われているんだろうなぁと思います。
何かに囚われてるなぁと思うときは、引き算の考え方を意識してみたいと思います☺