先日書かせていただいた、ES(Excecutive Satisfaction)の話に通じるものがあるなぁと、先程行われた関東学生連盟の記者会見をみて思っていました。

日大アメフト部の監督・コーチの「行き過ぎた指導」と「虚偽（の可能性が極めて高いと思われる)証言」について、監督とコーチは永久除名という処分が下されました。

この記事に、細かい経緯について記述するつもりは無いのですが、
ヒエラルキーが発生すること自体は必ずしも問題では無いものの、そのトップにいる人間が誤った考え方で間違った方向に進んだ時のリスクが大きすぎる と思いました。

以前、稲盛和夫さんの「生き方」という本に人生に関する方程式が書かれていたのですが、曰く、

人生の結果＝①能力×②熱意×③考え方

その中で、①と②についてはプラスの作用しか存在しないが、③についてはマイナスの方向に触れる可能性があるので、正しい考え方をできるかどうかが最も大切なのだ、という事が書かれていました。

能力や技術があったとしても、それを向ける方向がとても重要で、進む方向を誤ってしまうと途端に大きなマイナス効果となってしまう。
今回の一連のアメフト報道については、このことを如実に表しているなと思いました。

似たような話として、これはソーシャルアントレプレナーを支援する団体の方が仰っていたのですが、メンタル疾患になってしまう最も顕著な方程式は

優良企業×クソ上司

だそうです。

どれだけ優秀な社員を集めて堅調な組織に属していたとしても、最も近い上司が導く方向が誤っていると、その分マイナスの影響・反動が強くなる。さらに優良企業の場合、なまじ収入や福利厚生などがよい分、会社から離れる選択を取りづらい、ということのようです。

こういうことを考えると、道徳教育 や 人の心に関する教育というものの重要性は非常に大切なんだな、と思わずにはいられませんでした。

今回の一連のニュースについては、あまり記事にする事も乗り気ではなかったものの、やるせなさと侘しさみたいなものが強く、記事として書かせていただきました。

我々は、この騒動から何を学べばよいのでしょうか。

皆さんの身のまわりにこのような事が起きないことを願って。

😀Have a nice day😀