散逸構造とブロックチェーン

in #japanese5 years ago (edited)

Twitterのフォロワーさんから教わった散逸構造を少し調べたらなんだか腑に落ちたので書きたくなりました。散逸構造はとても奥深い概念ですので私の力では解説不可能です。ふんわりと骨格がわかればいいのかなと思っています。学者でもないですし。

では、散逸構造をざっくり言うと。

『混沌の中から秩序が生まれそして混沌に戻る』

こんな感じでしょうか?

ブロックチェーンを研究している関係でこの辺りはとても興味が湧きますね。

ここではノードを人に置き換えます。人も社会におけるノードの一つと考えることもできますから。

そうですね、例えばSteemの飲み会をするとします。五人くらいなら一人の幹事で取りまとめます。しかし、20人くらいになるとなかなかまとめ上げるのがシンドクなりますね。カオス!!

誰かお手伝いさんを必要としますね。組織化が起きます。新たな秩序です。

これがSteemFestレベルになるとさらに高度化した組織が必要になります。企画、運営、広告、経理などなど組織化していかないと混沌としてきます。リーダーを中心により高度な組織化が起こります。中央集権化です。とても効率的ですね。

しかし、あまりにも大きくなると組織はリーダー中心主義に移行していきます。Steemがそうだとはいってませんよ。例えてゆうならば日産などがリアルタイムで分かり易ですかね。

さて、話をパブリックブロックチェーン(Bitcoin)に戻します。

利用者が少ない時は初期のルールを守るのは比較的簡単です。趣味や研究の世界観ですね。5人の飲み会です。

参加者が多くなると、それぞれが異なった主張をしてきます。ブロックサイズをあげよう。トランザクションを早くしよう。ここで混沌が生まれます。

混沌はハードフォーク(Bitcoin cash)を通して、もしくはクローン(Litecoin)が生まれてきます。新たな秩序が生まれます。

細胞分裂みたいですね。Bitcoinが作ったパブリックブロックチェーンとゆう大きな細胞の中に異なった機能を持つ細胞が生まれます。

その中にスマートコントラクトを目指したものが生まれます。Ethereumです。また混沌が生まれます。

このBitcoinが産んだ細胞分裂は引き続き価値の移転において混沌と秩序の輪廻が繰り返されます。Ethereumにおいても輪廻が繰り返されます。

実は散逸構造とは膜の概念がとても重要です。異なった概念との境界線の様なものですね。内部の膜が広がり一番外側の膜を破壊することもあります。例えば、BItcoinが壊れて散りEhtereumの膜が外側の膜になるかもしれません。膜とはここではパブリックブロックチェーンの概念のことです。

以前Plsamaの記事でも書きましたが一度無秩序に議論が発散して最後に収束する話をしました。物事は無秩序の状態を経て秩序に収束する。言い換えると新陳代謝とも言えるかもしれません。

非中央集権構造と中央集権構造の対立する概念が揺り戻しているのが今なのかもしれませんね。度重なる個人情報の漏えいや組織のガバナンス問題など、この現象で理解できる様な気がします。過剰な中央集権化が自らを破壊しその中に新たな秩序がうまれようとししている。

資本主義はどこまでも外側の膜なのでしょうか?どうなんでしょうか?

話が散らかったのでここで終わりにします。

「それって散逸だよね!」 流行りませんねw
「カオス!」 これのが流行りそうw

参考サイト:「散逸構造論の父」


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あえてカオスを取り入れる設計を入れる、というのが生命的、自然的ですね。
人間の社会的な営みも、意図的にもっとカオスを取り入れていくようになると思っています。

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ほんとカオスで溢れてますよね。新秩序の夜明けぜよーw

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はようございます!
私はtrips.teemを運営している@tsguideです.
今回,日本で使用できるjp-tripsteemをオープンすることになり,紹介させていただきました。
旅行が好きで話をするのが好きでしたら一度使ってみてください。^^

[URL] jp.tripsteem.com

何かの時に使ってみます。

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ありがとうございます~^^

分子生物学と熱力学をミックスした感じですね〜

エントロピー増大の法則だけだと色々な自然現象を纏められないそうですよ。そこに初めて論理構築したのが散逸構造らしいです。この理論を打ち立てた先生はノーベル賞を取ったそうです。

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おっと、学生の時は生物系でしたが、初耳でしたw
wikipedia他で少し調べましたが、ざっくり以下のような感じみたいですね。

【散逸構造と生態系について】

・生命も外部からエネルギーを取り入れて、中でエントロピーを消費する
・それを外部に代謝していくことによって、秩序を形成していくシステムといえる
・これが、散逸構造である

・散逸構造の発見は、人間機械説に終止符を打つもの
・それと同時に、環境との一体化の重要性の再発見である

・散逸構造論には「ゆらぎ」という概念がある
・エネルギーの流れが複雑になると、ある時点で、ゆらぎが生じる
・ゆらぎは、自己の系が破壊されるほどの変化を経過し、やがて新たな系を再構築する
・つまり、生物は成長するにつれ、どんどん新しい構造が変化していくのである
・これは進化に他ならず、ゆらぎが外部からも、もたらされることを示唆する

・生命に限らず、社会構造にも、散逸構造論の応用は図られる

とても興味深いでしょ。これ破壊と想像なんですよね。今の日本見てると、、、新しい秩序が生まれる前の揺らぎかな。。と思えます。ブロックチェーンも破壊と創造がありますが無秩序に見えるものにも秩序があります。メインチェーンの代替案がたくさん出てきましたが、くだらない枝葉の機能を出してるところはカスですw

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ナルホド、とても興味深く、そして面白いですね!

「ブロックチェーンと生物学」「ブロックチェーンと散逸構造」辺りで、ちょっと原稿考えてみますw

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