@steemit-jpコンテスト#13「お気に入りの町」:城陽市steemCreated with Sketch.

in #japanese6 years ago

城陽市写真.png

僕はこれまでいろんな町に住んできました。その中で一番長く住んだのは、高校卒業まで18年間過ごした故郷の岡山県総社市ですし、当然、一番愛着もありますが、いかんせん総社市を出てからの期間が長すぎて、年に1回帰省するくらいでは、今の総社市を紹介できるほどの知識がありません。そもそも写真が全く手元にありません。

総社市の次に長いのは、京都府の城陽市・宇治市を合わせた期間になります。なんで合わせるんだ、と思うでしょうが、実は宇治市時代も住んでいたのは市の南端、城陽市との市境の数メートル北側だったので、生活圏は基本的に城陽市だったのです。幸い、探したら写真もいくつかありました。そういうわけで城陽市(と一部その周辺)を紹介させてもらいます。

城陽市は京都府の南部に位置する町で、北は宇治市・久御山町、東は宇治田原町、南は京田辺市・井出町、西は八幡市、と6市町村に囲まれています。面積32.7平方㎞に人口7万5千人、コンパクトで、自然も豊かな町です。
城陽市.png

今回、城陽市の写真を探してPCや外付けHDDの中をあさっていたところ、前職時代に、勤務地の紹介を書け、といわれて城陽市のことを書いたファイルが見つかったので、その文章をそのまま転載します。

「山城盆地の中央部に位置する城陽市は、京の都から五里、奈良からも五里ということから、かつては「五里五里の里」と呼ばれていました。2つの古都をつなぐ結節点であるこの地には旅籠や茶店が軒を連ね、街道を行きかう人々の憩いの場として栄えました。このような地理的特徴は今も変わらず、市内を通るJR奈良線と近鉄京都線のいずれを利用しても京都から約30分と好アクセスです。
中心市街地を少しはずれれば豊かな自然が広がります。南部丘陵地に位置する青谷梅林は京都府下随一を誇り、早春になれば一帯が紅白の梅に彩られ、清らかな香りに包み込まれます。南部の田園地帯観音堂では「花の小径」と呼ばれる散策路が整備され、春には桃の花、夏には花菖蒲、杜若、蓮などの湧水花卉類が咲き誇ります。市西端を悠々と流れる木津川の河川敷には茶畑が広がり、堤防は春には格好のお花見スポットになります。東部丘陵地にある鴻巣山には散策路や展望台、運動公園が整備され、市民の憩いの場として親しまれています。」

我ながら、まるで市の広報誌のようなそつのない文章ですw 付け加えることもあまりないので、あとは写真をご覧ください。

まずは青谷の梅林です。
青谷梅林.png

写真が下手でうまく伝わりませんが、20haに1万本の梅の木が植えられた大規模な梅林で、毎年春先には青谷梅まつりが開催されます。

次は、観音堂の桃の花と杜若。
観音堂桃.png

観音堂杜若.png

本物はもっと綺麗なんですが、写真が残念。

木津川の堤防の桜はこんな感じです。
木津川花見.png

開花中の土日は家族連れや若者のグループが花見をしていましたね。木津川堤防は僕のランニングコースでもあったので、その時期はお花見ランを楽しんでいました。

木津川の河川敷には茶畑も広がっています。
木津川茶畑02.png

お茶といえばお隣の宇治市が有名ですが、城陽市もお茶の名産地で、毎年、「城陽茶まつり」が開催されています。

木津川といえばもう一つ、「流れ橋(正式名:上津屋橋)」が有名です。
流れ橋.png

「流れ橋」というのは、「橋桁を橋脚に固定せず、増水時には橋桁が流されることによって水の圧力を逃がして、橋全体の破壊を免れる」という設計思想から呼ばれている名前です。実際、流れ橋の橋桁は何度も流されていて、上の写真も、2014年8月の台風による橋桁流出を受けた大規模改修を経て2016年3月に復旧した直後に撮影したものです。この橋は、ご覧のとおり、木造で前近代的な外観なので、時代劇の撮影によく利用されてきました。時代劇を見るときによく注意してもらうと、この橋が「出演」しているのを見つけることができると思います。往年の多くの名作時代劇を支えた「名脇役」といえるでしょう。

正確には、流れ橋は、城陽市ではなく、お隣の八幡市に位置しているのですが、僕にとって思い出深いスポットなので紹介させてもらいました。
流れ橋地図.png

離れてからまだ2年余りですが、この記事を書いているうちに何だかとても懐かしくなってきました。木津川の堤防をまた走ってみたい気がします。


今日は平成最強台風に列島が翻弄された一日でしたね。まだこれから台風の影響が強まる地域もあるようなので十分お気をつけください。みなさんのお住まいの町、お気に入りの町が無事であることを祈るばかりです。

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梅がすごくきれい。奈良にも京都にも行けてゴリゴリだなんて、なんという素敵な宣伝なんでしょうね。

「ゴリゴリ」という響きがいいですよね。ちなみに城陽市の歴史民俗資料館の愛称も「五里ごり館」、そのキャラクターは「ごりごりくん」です。

ハロー@argonさん、お元気ですか? いい投稿ですね。私は7858人のフォロワーへRESTEEMしました。 *)(これはWITNESSとして日本のSTEEMITコミュニティへのささやかな貢献です。)

ありがとうございます

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