２０１６年に米マックドナルドの最高責任者の予知が２０２２年の日本で具現化している

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数年ほど前、アメリカの衆議院で最低賃金に関する法案の議論が進みました。その法案は主にファストフード店やコンビニなどで働く低所得職員の給料に影響を及ぼすものです。

また、そのきっかけで、社会やメディアの中でファストフード店やコンビニの自動化やロボット化の問題が提起されました。

当時のマックドナルドの最高責任者は最低賃金とロボット化に関してこう述べました。It's cheaper to buy a $35,000 robotic arm than it is to hire an employee who's inefficient making $15 an hour bagging French fries.「フレンチフライを油で揚げる時給2千円の素人バイトを雇うより、470万円の調理ロボットを買った方が格安」と言っていました。

彼の発言からもう６年以上が経っても、アメリカでは小売店のロボット化がほとんど進んでいません。一方、今年、東京の恵比寿に「Magic Noodle 香味麺房」というお店がオープンしました。そのお店の特徴はラーメンを作れる調理ロボットです。

先日、「調理ロボ「時給」800円、人より安く　飲食店の新局面」という記事を日経電子版で読みました。その記事によると、調理ロボットの導入コストなどは時給換算で人間より安くなり８００円程度に下がったそうです。

それは２０１６年の米マックドナルドの２千円の時給よりおおよそ３倍以下の格差となります。今後６年後、コストがさらに下がるはずで、店員がいらなくなるかもしれません。