QuarkChain プロジェクト進展報告 6月18日-7月1日
第8回QuarkChainウィークリーレポートへようこそ!
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- QuarkChainに関するビッグニュース!
6月初旬から始まったQuarkChain アジアツアーは、現在1ヶ月目で順調に進んでいます。ソウル、北京、昆明、上海、杭州の後、7月7日の北京でのミートアップが最後になります。
1.1杭州、中国
6月19日の杭州でのミートアップには、QuarkChain・Anthurine Xiang(CMO)とYaodong Yang(Research Scientist)が出席し、コミュニティメンバー、開発者、起業家とブロックチェーン技術の開発について話し合いました。このミートアップは、杭州のブロックチェーンコミュニティの間で大きな注目を集めました。
Yaodong Yang氏は、QuarkChainの特徴の説明だけでなく、グローバルビジネスのニーズを満たすことを目指す、QuarkChainの革新的なブロックチェーン構造設計についても紹介しました。また、技術的なことに関する多数の質問にも応えました。
QuarkChainの次のステップに関してCMO・Anthurine Xiangは、今回の交流はQuarkChainの短期目標達成ための小さなステップに過ぎないと述べました。エコシステムの構築が今後の最重要目標です。
dAppsとプロトコルの評価が会社のようなものだとすると、パブリックチェーンの評価は国のようなものです。つまり、良いエコシステムであるほど、パブリックチェーンの価値は高くなります。すでに上海ミートアップに参加したBodhi、Playtable、Tripio、Covalent Chainなどパートナーに加えて、7月7日の北京ミートアップにはさらに多くのプロジェクトが参加する予定です。
QuarkChainはまだスタートアップであり、まだまだ長い道のりは長いです。私たちの開発をサポートしているすべての投資家とトークンホルダーに本当に感謝しています。
1.2上海交通大学、中国
上海交通大学は、中国で最も有名な大学のひとつです。上海にあり、1930年代から「東のMIT」と呼ばれてきました。CEOのQi ZhouとCMO Anthurine Xiangは上海交通大学の同窓生です。
6月24日、上海交通大学の1896コーヒーショップで行われたミートアップでは、QuarkChainとD11 Capitalが参加し、参加したコミュニティメンバーとともにブロックチェーン技術と起業家精神について議論しました。
伝統産業で働く卒業生も出席し、ブロックチェーン技術を使って実際の問題をどのように解決できるのか、また、どのようにQuarkChainと協力して伝統産業の企業を支援するかについて話し合いました。このミートアップは、さまざまな業界における数多くのタレントから関心を集めました。多くの人がQuarkChainに関心を示し、チームの一員になってブロックチェーンの世界全体をサポートしたいと考えていました。
1.3シンガポール
6月27日と6月29日にはシンガポールで2回のミートアップを開催しました。
QuarkChain CEO・Qi Zhouは、6月27日にWeworkで「QuarkChainのテクノロジーとグローバルエコシステムの発展」と題した素晴らしいスピーチを行いました。この会議では、QuarkChain CBO・Ting Du、Scientist・Yaodong Yangも意見交換を行いました。
シンガポールはZilliqaの拠点であるため、多くの人がQuarkChainとZilliqaの違いについて興味を持っていました。Zilliqaのホワイトペーパーによると、Zilliqaはネットワークシャーディングとトランザクションシャーディングをしますが、ステート(状態)シャーディングは行いません。QuarkChainは、ネットワークシャーディング、トランザクションシャーディング、ステート(状態)シャーディングを行います。したがって、Zilliqaのシャードはすべてのチェーンのアカウントを保管する必要がありますが、QuarkChainのシャードはそのシャードのアカウントを保管するだけで大丈夫です。すべてのノードがすべてのチェーンのアカウントを保存する必要がある場合、TPSが高いと、比較的短時間でシステムは過負荷になる可能性があります。
QuarkChainがどのように独自のエコシステムを構築して、パブリックチェーンの分野で主導権を握るのか、という質問にも回答しました。
私たちはdAppエコシステムに専念し、「スターdApp」の開発を目指しています。現在、我々は経済、ゲーム、旅行、化学の分野で15以上のdAppと提携しています。詳細なリストについては、北京ミートアップにて発表する予定です。
特に開発者のエコシステムに注意を払い、QuarkChainベースのdApp開発者に技術サポートを提供します。さらに、ブロックチェーン上のトップ開発者を集めるためのハッカソンを開催しています。
QuarkChainがブロックチェーンのシャーディング技術を用いることを選んだ理由についての質問もありました。この質問にも詳しく回答しました。シャーディングは現在、チェーンスループットを改善する最も現実的な方法です。スケーラビリティとスループットの問題を解決します。また、メインネットをローンチ後も再度シャーディングが可能です。異なるコンセンサスアルゴリズムには長所と短所がありますが、どちらを選ぶべきなのでしょうか。QuarkChainの各シャードは、独自のセキュリティ要件とアプリケーションによって独自のコンセンサスアルゴリズムを選択できます。
QuarkChainは、6月29日にパートナーのMorpheus LabとSGInnovateを開催しました。100人の投資家、メディア、プロジェクト代表者が参加し、ブロックチェーンテクノロジーについて議論しました。
Morpheus Labの共同設立者は同社のプロジェクトを紹介し、テストネットのデモを行いました。その後、QuarkChain CEO・Qi Zhouが演説を行い、QuarkChainのパートナーの1つであるPlayTableの創設者がプロダクトのビデオデモを行いました。
参加者からあがった素晴らしい質問に回答。
☆QuarkChainは二重支出攻撃からどのように保護されますか?
回答:EthereumのルートチェーンはPoWコンセンサスアルゴリズムを利用しています。システムのハッシュパワーがシャードに分散されていても、QuarkChainのインセンティブは、ルートチェーン内のハッシュパワーの50%を維持するようにシステムを調整します。したがって攻撃者は、ブロックを含む、より長いルートチェーンのブランチを作成する必要があります。つまり、ネットワーク全体のハッシュパワーの25%以上を占有する必要があります。
☆QuarkChain vs. ETHシャーディング
回答:スケーラビリティには2種類あります。物理的にブロックサイズを拡大するなどの方法は、垂直方向のスケーラビリティとして知られています。もう1つは水平方向のスケーラビリティとして知られています。水平方向のスケーラビリティの一例は、386台のコンピュータで構成されていた初期のGoogleのサーバーです。大量のトラフィックに対処するために必要だったのはコンピュータの台数を増やすことだけでした。QuarkChainとETHの最大の違いはスマートコントラクトです。QuarkChainでは、1つのスマートコントラクトが1つのシャードに配備されます。さらに、ETHのシャーディング開発スピードは遅くなってしまいます。これはすでにEthereumブロックチェーン上にdAppとトークンがたくさんあり、そのような成熟したプロジェクトのインフラストラクチャを変更するのが非常に難しいためです。シャーディングの技術的な実装は、シャードされたシステム間で大きく異なります。GoogleとFacebookのシャーディングも違いますし、同じ会社内でさえ、プロジェクトによって別のシャーディング技術を用いたりします。
☆QuarkChainの公開チェーンでアプリを実行する理由
Playtableの回答:ゲームはTPSに対する要求が高く、優れたゲームは高いTPSを持つパブリックチェーンで実行する必要があります。PlayTableはQuarkChainの技術とマーケティングに十分な信頼を寄せています。PlayTableとQuarkChainを組み合わせることで、プレイヤーに最高のゲーム体験がもたらされると強く信じています。
この2つのミートアップで、多くの熱心なコミュニティメンバーと対面し、素晴らしい質問に回答できたことは非常に光栄です。コミュニティはブロックチェーンにおけるキーストーンの1つです。技術はプロジェクトの質を決定しますが、コミュニティどれだけはプロジェクトが躍進できるかを決定します。
1.4米国シリコンバレーで開催されたBlockchain Connect Conference
QuarkChain CEO・Qi Zhouは、シリコンバレーのBlockchain Connect Conference 2018に参加し、ブロックチェーン業界の他のCEOや投資家と意見を交換しました。
Qi Zhouはこのカンファレンスで次のように述べています。「現在のブロックチェーンがスケーラビリティを損なうのを防ぐ重要な要素の1つはインフラストラクチャ設計です。QuarkChainは水平方向のスケーラビリティと革新的なシャーディング設計によって、この制限を回避して100,000 TPSを達成します。」
2.戦略的パートナーシップ
QI ZhouがDREP財団の顧問になった後、DREPはQKCで資金を調達する最初のプロジェクトになりました。まもなくQKCからICOに至るブロックチェーンのプロジェクトが増えるでしょう。ご期待ください!
DREP(分散評判システム)は取引、投資、およびデータ共有の目的でオンライン評判を定量化およびトークン化する、ブロックチェーン技術に基づく分散型ソリューションです。DREP財団は、評判ベースのトークノミクスやブロックチェーン技術を活用して、インターネットプラットフォームについて弱点の補強、価値エコシステムの再構築、変化・加速をサポートすることを目指しています。
このパートナーシップはプロトコルアーキテクチャを共有して、評判値を定量化、収益化、共有するという長期目標を掲げています。それにより、ブロックチェーン・ネットワークとインターネットとプラットフォーム間の相互接続性を促進することに取り組んでいます。
3.新メンバー
Jason Hanは南カリフォルニア大学(USC)でコンピュータサイエンスおよびビジネス管理を専攻した後、Bason of Science(BSc)学位を取得しました。その後、カーネギーメロン大学(CMU)に入学し、金融工学で修士号を取得しました。QuarkChainの前は、CITIC Construction Investment Securitiesの投資アナリストとして働いていました。
4.開発進捗状況
- Pythonの実装をCPythonからpypyに切り替えました。Just-In-TimeコンパイラによってPythonコードの実行をスピードアップします。これはPythonで書かれたブロックチェーンサーバーのパフォーマンスを向上させる、簡単で効果的な方法です。
- Key-ValueストアLevelDBをRocksDBに置き換え、より優れたパフォーマンスと豊富な設定オプションを提供します。python-rocksdbのpypyでは、plyvel(LevelDBラッパー)よりも少なくとも2倍のIO改善が見られました。
- Amazon EC2上でのQuarkChainネットワークの自動化。これによりラップトップ上で簡単なコマンドを実行して、任意の数のクラスタとシャードを使用してAmazon EC2にQuarkChainネットワークを導入することができます。
- P2Pネットワークに監視を追加し、ネットワークトポロジーを視覚化しました。
- パブリックテストネットの起動に備えて、テストネットのUIを変更しました。
参考:
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