右翼過激派の抗議活動で90人以上逮捕 Uyoku kageki-ha no kōgi katsudō de 90-ri ijō taiho

英国の都市では再びレンガがデモに投げ込まれ、警察は多数の暴徒を逮捕した。キア・スターマー首相は右翼過激派に緊急に警告した。英国での急進右翼の抗議活動が続いている。日曜日には多くの都市で、子供たちへのナイフによる致命傷を受けて暴力的な衝突も起きた。警察は90人以上の抗議活動参加者を逮捕したと発表した。キア・スターマー首相は暴徒に対し法的措置をとると脅している。

暴動はすでに5日間続いている。 BBCの映像には、覆面をしたデモ参加者が、以前は亡命希望者を収容していたイングランド中部ロザラムのホテルの窓を割る様子が映っている。英国北東部の都市ミドルズブラでは、数百人が機動隊の向かいに集まった。中にはレンガや空き缶、鍋などを警察に投げつけた人もいた。リバプール、マンチェスター、ブリストル、ベルファストでも暴力事件が発生した。この暴動は先週月曜日、リバプール近郊の海岸沿いの町サウスポートで子供向けの休日ダンスクラス中にナイフで襲撃されたことがきっかけとなった。襲撃犯の容疑者は17歳で、子供3人を殺害、他の8人、大人2人を負傷させた。 BBCによると、容疑者の家族はルワンダ出身であるという容疑者の背景について、憶測と誤った情報がネット上ですぐに広まった。犯行直後、サウスポートでは約１００人の右翼過激派が暴動を起こした。とりわけ、彼らはモスクを攻撃した。その後、他の都市でも暴動が発生した。ロンドンのダウニング街にあるスターマー首相官邸では時折暴力的な抗議活動が起き、警察は１１１人を逮捕した。土曜日には、いくつかの都市でデモ参加者が警察にレンガや瓶を投げたり、発煙筒を発砲したりした。数名の警察官が負傷した。暴徒らはイスラム嫌悪のスローガンを叫びながら、店舗を略奪したり放火したりした。反対デモでは参加者との衝突が繰り返された。これは、ロンドン北部で黒人の父親マーク・ダガンさんが警察に射殺されたことを受けて起きた2011年の抗議活動以来、英国で最悪の暴動だ。警察は暴力行為の原因を、フーリガン活動とつながりがあり15年前に設立された反イスラム組織、いわゆるイングリッシュ・ディフェンス・リーグの支持者によるものだと非難している。集会は「もう十分だ」というモットーのもと、オンラインメディアの右翼過激派チャンネルで宣伝された。イベント自体では、人々はイギリスとイギリスの国旗を振り、英仏海峡を渡ってイギリスに来る難民を指す「ボートを止めろ」などのスローガンを叫んだ。人々は多くの都市で反ファシストの反集会を組織した。たとえばリーズでは、デモ参加者が「ナチスのクズを街から追い出せ」と叫びながら市内を行進した。リバプールの複数の宗教団体の代表者は日曜、平穏と団結を求める共同声明を発表した。

英国政府は警察に必要なあらゆるリソースを提供すると述べた。シャバナ・マフムード法務大臣はBBCニュースに対し、暴動は容認されず、代わりに処罰と結果が生じるだろうと語った。スターマー首相にとって、今回の暴動は就任からわずか1カ月後に初めての政治危機となった。スターマー氏は日曜、演説で国民に向けた演説を行った。首相は「もしあなたがこれらの暴動に参加したら後悔することを保証する」と述べた。この「右翼の過激なフーリガニズム」を正当化する根拠はない。