トレードは長期トレンドの方向に合わせること!?

in #money7 years ago

 トレードセミナーで、こんな質問をする人がいました。 

日足チャートは、とても強いアップトレンドですが、週足チャートはダウントレンドです。こんな場合は、たとえ日足が強くても買わないで、週足のトレンドに合わせて次の空売り機会を待つべきでしょうか?

 複数の時間軸(マルチプル・タイムフレーム)を使ったトレード方法には私も興味があったので、講師がどう答えるかが楽しみでした。 

日足と週足チャートしか見なかったのですか?ついでに月足、それに60分足、240分足も見たらどうでしょうか?どうせそこまで見るのなら、やはり1分足や5分足も見ることをお勧めします。

 ニヤニヤしながら語った講師の言いたいことは明確です。 

やたらと沢山の時間軸チャートを見ても頭が混乱するだけですから、時間軸を一つ決めて、それだけでトレードしなさい。

 もちろん、反論が早速出ました。 

一つの時間軸だけを見ていたのでは重要なサポートやレジスタンスを見落としてしまいます。少なくとも二つのチャート、短期と長期を見ることで、もっと正確にトレンドを判断することができます。

 講師は受講している人たちと議論をしたくなかったので、「そうですね。短期チャートと長期チャートを利用することも有益ですね」、と言って話をそこで終わらせてしまいました。 

 トランスオーシャンの週足と日足チャートを使って、長期トレンドを重要視したトレードの欠点を見てみましょう。 

 先ず、長期トレンドを示す週足チャートは明確な下げ基調を示しています。言い換えると、長期トレンドに従ってトレードする場合は空売りだけに徹し、日足チャートからの買いシグナルは無視します。下が日足です。 

 1、2で分かるように、ダブルボトムの買いパターンが出来上がっています。先ず、Aの陽線が短期ダウントレンドラインを突破しています。安値テストに成功したBの陽線が買いシグナルです。目標はCの高値、そしてそれはDの陽線で達成されています。8ドル4セントで買い、8ドル83セントで利食いですから9.8%の利益となり、同期間のS&P500の上昇率2%を大きく上回っています。 

 複数の時間軸を利用することは大賛成です。しかしだからと言って、長期トレンドだけを重要視すると、短期チャートに現れた売買シグナルを逃してしまうことも事実です。 

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回収期間の違いだと思ってましたが、長期投資になってから変わりました。私は月足が変わらない限りトレンド維持とみてます。

こんにちは。私の場合は日足が基本になります。。以前は、15分足、60分足なども見て、トレードしやすいパターンが現れている時間軸でトレードしてました(笑)。

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