【湖西線】【駅周辺探索】近江高島駅 音羽古墳群
■音羽古墳公園
・万葉歌碑
何処にか
舟乗りしけむ
高島の
香取の浦ゆ
漕ぎ出で来る
この歌は今からおよそ一、三〇〇年前、近江の大津に都(六六七〜六七二)があった頃に詠まれたものである。
湖岸に人里もなく行き交う船もはるかたる香取の浦に小舟が一隻遥かこちらへ近づいてくるのが奇異としかいいようのないうら寂しい風景が目に浮かぶ歌である。
・音羽古墳群
音羽古墳群は嶽山山麓に形成された、円墳を中心とする古墳時代後期の群集墳である。
内部構造はほとんどが横穴式石室である。
音羽古墳群は、古代において、この地を統治していた三尾氏の墓域であろうと推定され、古代人の黄泉の国に対するイメージが眼前に広がる。
・8号墳石室
全長6.5m、玄室長3m、両幅1.5mの規模を有する横穴式石室である。時代としては7世紀初頭である。
・10号墳石室
全長8m以上、玄室長4m、両幅2mの横穴式石室で玄室奥には棺台が据えられている。石室内からは多くの土器と鉄器が出土した。時代としては6世紀末から7世紀初頭である。