「ウィーン・モダン」展(国立国際美術館)鑑賞記

in #japanese4 years ago

グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ等々、ウィーンの世紀末に花開いた才能。「ウィーン・モダン」展その才能にウィーンという街が、文化が、人がたどり着くまでの歴史を追った展覧会だと解釈した。だから、クリムトの作品は初期作品や素描中心で、クリムト目当てで行った方の中には物足りなかったという人もいるかもしれない。

でも私は、ウィーンの日常生活に入り込んだ意匠を羨ましいと思うしかなかった。机や椅子、服飾、そして建築まで…特にウィーン工房の作品は金や銀などの高価な材料を使って当時の先端のデザインを施したものであり、もう少し材料を工夫したら今の家庭にもほしいものばかりである。

そして私が気に入ったのはウィーン分離派のポスターの数々、太字のロゴタイプに繊細な線が合わさり、水平垂直を強調した構図が独特で、美しかった。

今回の展覧会ではなんと、普通の図録のほかにミニ図録というのを売っていた。私は展覧会ではほとんど普通の図録を買う人なのだが、今回は普通の図録が3000円近く(確か2954円)もし、ミニ図録もで概要はわかるため、1426円のミニ図録を買った。これ。↓

IMG_9371.JPG

もちろんウィーンの文化・芸術について詳しく学びたい人は普通の図録を買うことをお勧めする。

「ウィーン・モダン」展は12月8日まで大阪・国立国際美術館で開催されている。




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