いにしえに思いをはせ(3)~嵯峨野を歩くスケッチウォーキング20170914
さて、また地味に古墳のスケッチです。今日行った広沢池の周りには古墳が多いのですが、どうも古墳といったら単なる小さな山か、石を積み上げているだけに見えて絵を描いても見栄えがしないんですね。でも、私の住んでいる地域をスケッチして、皆様もいにしえに思いをはせてほしいということでスケッチウォーキングです。
今日は広沢池へ向かう道を歩きました。行きつけのホームセンターまで歩きます。
しかしホームセンターはまだ開店前で、入口も閉まっているので、左折。
車が何台も走るのを追いかけて歩くと遠くの方に信号が。広沢御所ノ内町交差点です。ここは信号を渡って北へ進みます。
実に狭い道です。
その狭い道をしばらく歩くと、小さな森を発見しました。
森はこのお寺のものでした。遍照寺と言います。
遍照寺は、989年(永祚元年)に花山天皇の御願により、宇多天皇の孫にあたる僧、寛朝が広沢池の北西及び西側一帯に創建したものです。広沢池は遍照寺の創建時に造られたとも言われています。昔は壮大な伽藍を構えていたそうですが、応仁の乱により衰退し、江戸時代に現在の場所に再建されたそうです。
そして、さらに狭い道を進むと…
おおお、鳥居の並ぶ小さな山が。これが稲荷古墳です。
トラックが止めてあって、邪魔になるかなあと思って描こうかどうしようかと迷いましたが、トラックがどこかへお出かけになったので描くことにしました。しかし隣接して遍照寺の北門があり、自動車はやってくるは、なかなか落ち着いて描けませんでした。それでもなんとか頑張って描いたスケッチがこれです。
稲荷古墳は、一番下の鳥居に富岡大明神と書かれており、頂部にはお稲荷さんが祀られています。古墳時代後期(6~7世紀)に造られたとされており、径20m・高さ5mの円墳です。
鳥居のアップとお稲荷さんの写真。
ちょっと、情報が少なくて。いわゆる天皇陵とは違って誰のお墓かとはわかりません。
スケッチを終えて、広沢池に出ました。池を眺めながら少し休憩です。
広沢池は日本三沢(京都市の広沢池、奈良市の猿沢池、宇佐市の初沢池)のひとつとされる灌漑用のため池です。先に記したように遍照寺の建立時に造られたといわれることから遍照寺池とも呼ばれています。
池の西側は田園風景。かかしが並んでおります。広沢池の写真と田園風景の写真。
今年もこのあたりの風景を描こうと思います。彼岸花はお彼岸の日より少し早く咲きそうな気配でした。
広沢御所ノ内町の交差点に戻って、角にある和食レストラン「さと」でアボガドマグロ丼を頂きました。
今日はよく歩きました。
京都なので当たり前かもしれませんが、yadamaniartさんは本当に歴史の深いところに住んでおられますね。羨ましいです。それと、アボガドマグロ丼、美味しそうですね!
コメントありがとうございます。確かに京都に住んでいますが、生まれは京都ではないのでなかなか知らないことも多いです。それと、どうしても立派な神社仏閣に目が行きがちで、古墳なんて開発で随分壊されているのが残念です。またコースを変えてスケッチすると思いますのでお楽しみに。
アボガドマグロ丼はすごく美味しかったです。
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