分類学
uma58です。
今日は、私の専門である生物分類学についてお話します。
画像元:https://chicodeza.com/freeitems/kurage-illust.html
分類学と聞くと、何をやっているのかピンとこない方が多いと思います。
まず分類とは何なのでしょう。
Googleで「分類」を調べると、
- 種類別に分けること。同類のものをまとめ、全体を幾つかの集まりに区分すること
- せいれつ(整列)
という2つの意味が出てきます。
これを生物に当てはめると、生物を種類ごとに分けて、近い生物同士をまとめて区分すること、になります。
例えば、ネコ科とか、ほ乳類とか、そんな風に生物を分ける感じですね。
しかし、この説明だけでは少し足りない点があります。
それは、生物を種類ごとに分けるためには、まず生物を知っている必要がある、ということです。
皆さんキリンをご存じでしょうが、もしキリンを知らない人にキリンを説明するならどうしますか。
首が長くて
とても背が高い
黄色に茶や黒の斑点模様
というように、特徴をお話しするかと思います。
生物分類学でも同じように、生物の特徴を記載(きさい)し、
「この特徴を持った生物をGiraffa camelopardalis(キリン)とする」
と定義します。これにより、他の人もキリンをキリンだと認識できるようになるわけです!
これが α(アルファ)分類学 という、分類学の最も基本的な仕事になります。
本日はここまで。