中国の若者は残業文化を受け入れられないようです

in #japanese6 years ago

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画像ソース:publicdomainq.net

日本国民の中に深く根付いている残業文化は、日本国内で当たり前のこととして見なされていますが、海外ではよく「日本の特徴」としてあげられています。ヨーロッパでは左派政党の影響力が強く、残業が厳しく規制されている国もあります。例えば、フランスでは週35時間労働制が実施されています。世界一の経済大国を目指している中国でも日本と同じく、残業は珍しいことではありませんが、最近、不満の声が多いようです。先日、Young Chinese are sick of working long hours(中国の若者は残業にむかついている)という記事をネットで見かけました。その記事には、田舎から上海に来た25歳のリ · ゼペンという男性について書かれています。上海に出て来て、あるeコマース(電子商取引)会社に入社しましたが、20日間後に会社を辞めてしまったそうです。中国の多くの会社では996という労働条件が決まっています。簡単に説明すると、996は月曜日から土曜日まで週6日間の間で毎日午前9時から午後9時まで働くというものです。ちなみに、リ氏の月間給料は3500人民元(約6万円)でした。その給料は平均よりやや低く、アパートを借りることも難しいそうです。現代の中国で、リ氏のような若者が多いようです。彼らは長時間労働や低給料が不満で、そういった理由でよく会社を相手取って訴訟を起こしています。理想の職場を探しながら、中国の若者は頻繁に転職を繰り返し、だんだん器用貧乏になってしまいます。中国の若者は残業文化を受け入れられないという問題の規模はまだ小さいと思いますが、もし大きくなったら、中国の経済発展に悪影響を及ぼす可能があると思います。

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