静岡茶講座、中学校へ

日本茶インストラクター協会静岡県支部は昨年秋から県下の多くの小・中学校に出向いて『静岡茶講座』を開いています。

先日は近くの中学校へ行ってきました。

準備としてまずやることは県支部から送られてきた茶器が箱に詰められている様子を写真に撮ること。

これをしておかないと、講座が終わったあとの片付けがスムーズにいかないのです。

隙間なく詰められた茶器をまた同じように戻して、きっちり蓋を閉めて県支部に送り返さなくてはならないからです。

講座はどこの学校も家庭科室で行います。

３人一組で三煎まで淹れるので、トレーには急須、湯冷まし、湯呑み３個、茶托３枚をセットします。

お茶と一言で言ってもいろんな種類があることも知ってほしいということで、

普通煎茶、深蒸し煎茶、玉露、碾茶(抹茶の原料)、粉茶、蒸し製玉緑茶(ぐり茶)、釜炒り製玉緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、紅茶を並べました。

椿があるのは、お茶は学名をCamellia sinensis（カメリア シネンシス）といって椿の仲間だと知ってもらうため。この椿は『唐子椿』

テーブルクロスを掛け、お湯を沸かしてポットに入れ、お茶っ葉を茶缶に分けて…準備は整いました。

インフルエンザが大流行の時期なので、欠席が多いのではと心配しましたが、それは全くの杞憂でした。

なかなか元気な、自由な子もいましたが、子供たちはお茶を楽しんでくれたようです。

ペットボトルのお茶は手軽で便利。それは今のお茶として、一つの形を築いています。そうしてお茶が飲まれることは大いに歓迎するところですが、

急須を使ってお茶を淹れるという日本の文化が消えてしまわないようにと願い、日本茶インストラクターは活動しています。

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