裏千家 茶箱 卯の花点前
茶箱の点前の稽古をしました。
稽古中は写真が撮れないので、お道具だけ写しました。
これは謂わば携帯用の茶器で、旅先などでもお茶が楽しめるようにと考え出されたものです。
この縦・横・高さが、22×15×13位の箱の中にお道具が過不足無く入れられています。
手前の赤い袱紗の下には抹茶が入った棗(なつめ)が仕込まれています。
左上の蓋つきの容器は振出(ふりだし)といってお菓子を入れるもの。
今日は金平糖とマーブルチョコレートが入っていました。
「卯の花」は夏の季語。
茶箱の点前にも季節があり、卯の花点前とあるように、これは夏の点前です。
お道具は携帯用だけに少しずつ小ぶりに作られています。
稽古をしていていつも思うのは
茶道の所作はなにひとつ無駄がなく、簡素だけれども、すべてを満たしているということ。
長い歴史の中で淘汰された様式美を感じます。
所作には個の性格が現れます。
これは自分ではなかなか気づかないだけに怖いことです。
ゆったりと、温かく、そして凛とした所作を身に付けたいと思いながら都度稽古をしています。
旅先でも楽しめる携帯用の茶器。いいですね。旅先での空気や風景を感じながらお茶を楽しめそうです。
コメントありがとうございます。
野点ができますので、景色を愛で、風を感じながらのお茶会なんてやってみたいですね~
素敵ですね!ピクニックやハイキングにお茶をたてられたら、一緒忘れられない体験になると思います。
fukakoさん
何年か前、お花見の時に仲間の一人がお茶を振る舞ってくれたことがありました。
桜の下で頂いたお茶のこと、忘れられない思い出です('▽')