かぐや姫の正体・インタビュー編
みなさま、こんにちは! まだ暑い日が続いていますね。いかがお過ごしですか? 今日は、かぐや姫さんに求婚した経験をお持ちの城之内さんの子孫にお越しいただきました。かぐや姫さんは一体なんのためにはるばる月から地球にきたのでしょうか?
桜彗:今日は暑い中、お越しいただきありがとうございます。城之内さんのご先祖様がかぐや姫さんにプロポーズされたわけですよね。どうなったんですか?
城之内:たくさんの男がエントリーして、あの女がいろんな要求をしたらしいんだ。俺のご先祖様は、絶対に枯れないバラの花を持ってこいと言われた。爺さんはすぐにかぐや姫には結婚する気がないことを見破ってチャレンジをやめたんだ。
桜彗:ほかのチャレンジャーは続けたんですか?
城之内:はい。かぐや姫のヤツ、とんでもない要求をしたらしい。ある男は、十分間も水にもぐっていろと言われて、結局死んだ。
桜彗:まるでどこかの宗教団体の教祖みたいですね。ひどい!
城之内:もっとひどい目にあった男もいる。世界で最も美しい魚を持ってこいと言われて、これぞ、と思う魚を持っていったら、気に入らないと言われて、処刑されたんだ。
桜彗:処刑って、どんな?
城之内:かぐや姫を育てた爺さんと婆さんがいただろ? あの二人に命令して、男の体を一昼夜くすぐらせたわけさ。男は涙を流しながら一晩中笑って窒息死しちまったよ。
桜彗:なんてむごいことを! じゃあ、爺さんも婆さんもグルだったってこと? 目的は何だったのかしら?
城之内:先祖代々語り継がれている話によると、かぐや姫は自分のことを「俺」と呼んでいたらしいんだ。あれは女じゃない。
桜彗:どういうことですか?
城之内:ようするにかぐや姫は男だったんだ。娘が欲しかった爺さんと婆さんに女にされてしまったんだ。犠牲者なんだよ。いや、犠牲者だった、と過去形で言ったほうがいいかもしれない。かぐや姫もだんだん女に目覚めていったらしい。
桜彗:それで、どうして、人を処刑しなければいけないんですか?
城之内:自分の娘が世界で一番美しいと思いたい爺さんも婆さんも、そして、かぐや姫自身も、自分を男だと見破った者を許せなかったんだ。殺されたのは、モニタリングの結果、かぐや姫を男だと見破ったヤツだけだった。つまり、モニタリングしていたわけです。
みなさま、驚愕の事実が明らかになりました。かぐや姫さんは、美意識過剰な男だったんですね。かぐや姫さんに限らず、私達はさまざまな仮面を被って生きています。仮面は人生をうまく生き抜くための大切な手段にもなり、逆に人の迷惑にもなります。よい仮面を持っていたいものです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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おもしろーいです!スゴイ発想力に、いつも楽しませていただいています。
仮面の話好きです。人のマスクはとても興味深いですよね^ - ^
いつも覗いてくださってありがとうございます。