本当にあった怖い話

in #japanese6 years ago (edited)

こんにちは! 今日は、私が経験した怖い話について書いてみたいと思います。どうやら幽霊は本当にいるようです。これは、私が看護師をやっていた時の話です。私は幽霊を怖いとは思わないのですが、幽霊が怖い人は自己責任で読んでくださいね。

私が精神科病棟で夜勤をやっていた時のことです。17人の個室の患者さんだけの病棟で、一人夜勤でした。もちろん、何か異変があれば、他のナースにすぐに連絡がとれるようになっていました。

以前からそこの個室病棟には女性の幽霊が出るという噂がありました。怖くて夜勤ができない、と言って婦長に勤務移動を頼み、その病棟を去ったナースもいました。私は幽霊の気配を感じた事もなく平然と夜勤をやっていました。

しかし、ある日の夜勤で、ついに幽霊に遭遇したのです。私が看護記録を書いていた時、ナースステーションの窓を叩く音が聞こえました。トントン。まるでドアをノックするような音でした。その窓の外は病院の中庭になっていて、そこには鍵がかかっているので、誰も入れないようになっていました。

何かの物音だろう、と思って気にせず看護記録を書いていると、再び同じ音が聞こえてきました。トントン。それでも無視して記録を書きました。しかし、さすがに三回目の音が聞こえた時、私は切れてしまい、例の幽霊かもしれないと思いました。

そこで、私は、幽霊に、「うるさい! やめないと、仕事をさせますよ。次のラウンドをしてきなさい!」と言ってやりました。する音がパタリと止まったのです。

よかったぁ、と思って仮眠を取ろうとして、仮眠用のベットに横になりカーテンを引きました。すると、カーテンの向こうで私が座っていたキャスター付きの椅子がキーキー、ガラガラと音を立て始めたのです。夜間の過食を避けるために患者さんから預かっていたお菓子のビニール袋もシャリシャリと音を立て始めました。

「今から寝るんだからね、邪魔すんなよ!」と幽霊に言ってカーテンを開けると誰もいません。椅子やお菓子の位置は明らかに変化していました。

私は仮眠をとるのをやめて、ノックの音が聞こえた窓の外にある中庭に出ることにしました。中庭のカギはちゃんとかかっていて誰もいませんでした。池のそばにある小便小僧がオレンジ色にライトアップされて、いかにも幽霊がでそうな感じ。時計を見ると午前三時を回っていました。

私はその中庭で冷蔵庫に入れておいた缶コーヒーを飲みながら、どこにいるのか分からない幽霊に話しかけてみました。

「寂しいの? どうしてあの世にいかないで、幽霊なんかになってんの? ここにいたいのなら、いてもいいから、仕事の邪魔をしないでね。夜勤って大変なのよ。」とかなんとかぶつぶついいながら、缶コーヒーを楽しみました。

返事は何もありませんでした。特に、怖い、と思うこともなく、その後も夜勤を続けていました。あの夜以後、その幽霊は私の前には現れなくなりました。

怖がらないからショックだったのかも?

http://jasmineyoko.com/2018/07/20/english-edition/

Sort:  

私も恐らく曰く付きであろう物件に住んでいた時、似たような経験があります(笑)

中々、友人には信じてもらえませんが😅

私は幽霊には、むしろ存在していてほしい変わり者です( ´∀`)笑

おさるさんも霊感が強いのですね。幽霊はほっとくにかぎります(笑)

幽霊を感じ取れるなんて羨ましいです。面白いお話をありがとうございます(^^)

どういたしまして。夏だからひやっとしてもらいたくて書きました。

Coin Marketplace

STEEM 0.29
TRX 0.13
JST 0.033
BTC 63252.23
ETH 3035.50
USDT 1.00
SBD 3.73