宮沢賢治記念館にもう一度行きたい
宮沢賢治、好きな方多いと思いますが大した文章でなくてすみません。時々、過去に3回行った岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館のことを思い出して無性に行きたくなることがあります。初めての時は家族旅行で、2回目はメンタル病みの人のための作業所主催の小規模旅行、3回目は311地震のあと入った生活訓練施設のバス旅行で。それぞれ思い出がありますが宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けたイギリスのドーバー海峡にある白亜の海岸を連想させる北上川沿いの泥岩層を見学しに行ったことがなぜか心に残っています。9月の爽やかに晴れわたった空と風と逆光できらめく北上川の水面がなつかしい。
宮沢賢治は本当にマルチな才能がある人だったらしく、作家はもちろん、詩人、教育者、農業研究者、科学者、化学者、宗教者、音楽家、画家などなどいろいろな顔がおありだったんですねえ。それに合わせて記念館も星を見られる設備や鉱物標本、彼が愛用したチェロなど多角的に彼の足跡を追う展示がされておりました。東北地方の片田舎に突然、ボンと現れた突出したお方。彼が岩手県を「イーハトーブ」(理想郷を意味する言葉と思われます)と呼んだこととか、岩手県がゆりかごのように思えてきますよ。あの当時は飢饉があって大変だったろうけど。外国の方からも研究されているだろうと思います。
賢治が生涯に読んだ本のリストもあって、その中にマルクスの「資本論」もあってびっくりしました。たしかに彼が残した言葉の一つ「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」これはやたらと科学的な言葉だなあと思った記憶があったのでこういうことがあってもおかしくないんであります。
「注文の多い料理店」こわくて、滑稽なお話でけっこう好きなんであります。代表作であろう「銀河鉄道の夜」とか「風の又三郎」とか読んでいないのは痛い。そのうちちゃんと読まないとなあ。
さて、3回目のバス旅行で行った時の写真が残っていますのでアップします。ちょっとボヤッとした写真ですがないよりはましだと思います。
宮沢賢治記念館の入り口。
入り口の前にあったガラスでできた薄い水色のフクロウ。
記念館のカフェスペースでコーヒー。テーブルに花が置かれていて、水の入った青いガラスの花瓶が光を曲げて、レンズのようでした。よく晴れた日。賢治の好きだったというベートーヴェンの田園交響曲が流れていました。
カフェスペースはこんな感じの風景です。ピアノも置いてありますが、時々リサイタルでもやるのかな。
記念館のほとんど隣にある山猫軒というレストラン。この建物のデザインがいいですよね。ここでランチを食べました。
山猫軒の看板。この猫のデザインもいい。
山猫軒で食べたランチ。ホロホロ鳥のチキンカツ定食とかいうものでした。まあ普通においしかったです。
次に行く時は一人で行きたいです。車の免許がないので新幹線で最寄りの駅で降りて、タクシーたくさん利用することになりますね。お金いっぱい用意しないと。
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なんだか、この記事読んでいたら私も行きたくなってきましたがさすがに遠いです。うちからだと大阪経由飛行機利用ですね。多分。
たしかに京都からは遠いですね。飛行機に乗らなければならないのはハードル高いです。