冬の入試の問題点
今日の日経新聞朝刊の投稿欄に「いつまで冬に入試をするのか?」という内容の文章が掲載されていました。
一見どういうことかなと思ったのですが、投稿者の主張を簡単にまとめると次のような感じです。
・入学試験は一発勝負の非常に大切な機会。
・それをインフルエンザなどの感染症のリスクが高く、体調を崩しやすい冬にやるのはおかしい。
・また雪が多い地域では交通の便などで毎年のように影響がでる。地域でこうした差が生まれやすい冬にやるのはおかしい。
・入学時期を9月に変える(切り上げる)ことで、欧米の学校と同じになり留学などがし易くなる。
・こうした変更は大抵すぐには進まないが、その気になってやろうとすればすぐにできる。
大学の入学時期に関する議論は少し前から聞くようになってきたのでさほど目新しいものではないですが、議論の出発点が「冬の入学試験の問題点」というところだったのには驚きと同時になるほどと感心させられました。 日本では4月入学が当たり前の文化にはなっていますが、冷静に考えるとキリが悪いですよね。本来なら1月入学が一番わかりやすいはずなので、変えようと思えば変えてもいいわけです。
自分も冬に入試を受けて4月に入学した経験があるからか、この点には特に疑問を持っていませんでしたが、この投稿を読んでハッとしました。もちろんこの投稿の主張にも賛否はあるでしょうが、常識に染まらず柔軟に考えることの大切さを改めて教えられた気がしました。