月曜の米国株式市場:コカ・コーラ、マリファナ、金、銀
パッとしない月曜の米国株式市場ですが、マリファナと金、銀が投資家たちの間で話題になっています。先ず、マリファナから見てみましょう。
[17日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラは17日、大麻(マリフアナ)入り飲料市場の成長を注視しているとの見解を示した。大麻入り飲料製造に向けてカナダのオーロラ・カナビスと協議を進めていると、BNNブルームバーグが報じたことを受けた。(略)報道によると、両社は炎症、痛み、けいれんを緩和する飲料を開発する公算。提携交渉がまとまるかどうかはまだ分からないという。(略)
コカ・コーラの株価は大した動きはありませんが、このニュースでオーロラ・カナビスの株価が大きく動きました。下が日足チャートです。
Aが今日のローソク足です。200日移動平均線(1)を一気に飛び越えて取引をスタートし、現在18.33%の大幅上昇となっています。出来高(3)は2200万株を超え通常の7倍です。膨大な出来高を伴う強い買い圧力ですが、今のところ、8ドルが壁になっています(2)。
言うまでもなく、コカ・コーラという大会社の名前が好材料となって、オーロラ・カナビス株に買いが殺到した訳ですが、買ってしまった後で、こんな心配をしている投資家たちもいます。
コカ・コーラは、マリファナ入り飲料を、はたしてどの程度真剣に考慮しているのだろうか?
低迷が続いている金、銀が月曜のマーケットで買いを集めました。
銀株指数:+2.68%
金株指数:+2.41%
金鉱株のETFについて、J.C.パレッツ氏(ALL STAR CHARTS)は、こんなツイートをしています。
「ショートスクイーズが起きて、金鉱株のETFは21ドルまで上昇するかもしれない」という内容のツイートです。
上のチャートを拡大して、最近3ヶ月間の様子を見てみましょう。
先ず注目したいのはダイバージェンスです。矢印の方向で分かるように、ETF価格は安値を更新しましたが、RSI(相対力指数)はそれとは反対に既に上昇が始まっています。大底かどうかは分かりませんが、短期的、中期的な底を形成している可能性があります。19ドル付近にあるレジスタンスゾーン(1)を突破なら、21ドルあたり(2)まで上昇できそう、というのがパレッツ氏の見方です。