グーグルトレンドとビットコイン
人気度や関心度を把握するために、「グーグルトレンド」を利用している人は多いと思います。
Google Trends(グーグルトレンド)は、ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツール。公開は2006年5月10日。(ウィキペディアから抜粋)
例として、「ビットコイン」という言葉での検索状況を見てみましょう。
過去12か月間の日本における検索状況です。「ビットコイン」という言葉での検索が特に多かったのは2017年12月(1)と2018年1月(2)、そして3で分かるように、現在のレベルは最近12か月で最低です。
次に、上のチャートと下のチャート(ビットコイン価格)を見比べてください。
完全に一致ではありませんが、ほぼ同じ形をしています。1がピークとなった2017年12月です。その時、ビットコイン価格は221万円でした。2018年1月(2)の高値は200万8000円、そして現在の価格は71万円台です(3)。
「グーグルトレンドを使えば、ビットコイン価格の予想ができる」と言うつもりはありません。興味深いのは、検索数の減少は人々のビットコインに対する関心度の減退を表し、そして冷え込む投資心理をも表していたということです。
ここで思い出すのは投資心理の周期です。
1、楽観、2、興奮、3、スリル、4、陶酔、5、ここが最高の買いチャンスだ!(天井)、6、心配、7、現状の否定、8、恐怖、9、自暴自棄、10、パニック、11、降伏、12、落胆、13、鬱的な状態、14、希望、15、安心、16、楽観
現在のビットコインはどの位置にあるでしょうか?パニック売り(10)は既に終わり、多くの人たちは落胆(12)憂鬱(13)な状態にあると思われます。言い換えると、ビットコインは底を現在形成している可能性があります。どんなタイミングで買い出動したら良いでしょうか?もちろん、投資家によって考え方は違いますが、移動平均線が一つの目安になります。下は週足チャートです。
見てのとおり、30週移動移動平均線が難関になっています。試し買いをするのは、ビットコイン価格が、この移動平均線を突破してからでも遅くないと思います。
(情報源:グーグルトレンド)