ある投資家の心配事:ダウ銘柄のリーダーが崩れ始めた
このツイートを見て心配になった投資家たちがいます。
ツイートしたのはシェイファーズ・リサーチです
ボーイング株は、5月以来初めて、50日移動平均線を割って取引を終了しそうだ。
ボーイングと聞いたら、ほとんどの人たちは、ジャンボジェットや軍用機を思い浮かべることでしょう。ボーイング株はダウ30銘柄の一つでもあり、正にボーイングは、米国を代表する企業の一つです。
なぜ、一部の投資家たちは、ボーイングの50日移動平均線割れを気にするのでしょうか?理由は、最近約一年間を見た場合、ダウ銘柄の中で最も上昇したのがボーイングだからです。
2017年の1月初週から先週末までのダウ平均の成績は+26.91%になり、下が同期間のダウ銘柄トップ5の成績になります。
見てのとおり、+122.83%のボーイングは圧倒的な強さです。第2位キャタピラーの+70.09%も素晴らしい成績ですが、ボーイングの数値には遠く及びません。
下が、ボーイングの日足チャートです。
パッと見ただけではよく分かりませんが、ごくわずかですが、ボーイングは50日移動平均線を下回って取引を終了しています(A)。株価よりも崩れが顕著なのはRSI(相対力指数)です。Bで分かるように、RSIは50を決定的に割っています。一般的に、50割れはダウントレンド入りと解釈されています。
過去14ヵ月にわたって、ダウ銘柄のリーダーとして活躍してきたボーイングの崩れが、他の銘柄に広がることを一部の投資家たちは心配しています。