エストニアでは女性の比率が男性より高い

以前のブロックチェーンの集まりで、エストニアでは女性の比率が男性よりかなり高いということが話題になったので、調べてみました。世界の人口では、男性の比率がわずかに高いです。

その前に、なぜブロックチェーンの集まりでエストニアが話題になったのかというと、エストニアは「世界最先端の電子国家」と呼ばれ、行政サービスの99％が電子化されいます。また、すべて電子データによる書類の提出で行えるので、起業するのがわりと簡単でコストが抑えてできるといわれています。そのデータの管理にブロックチェーンを応用しようとしていて、日本人も含めて多くの人が仕事をしているようです。

さて、エストニアの男女比の話に戻ります。調べた方法は、国連の人口調査のウェッブページを利用しました。
https://population.un.org/wpp/DataQuery/
このページからエストニアの2015年のデータをもとにExcelで加工したグラフが次になります。

この結果からみると、エストニアでは40歳半ばから急に女性の比率が高くなってます。若い世代では、世界のほかの国とそんなに変わらないようです。調べていくと、同じバルト三国のリトアニアのほうが女性の比率が高くなってます。全体的な比率ですと、30歳半ば以降から女性の比率が高くなってます。

いろいろなサイトで調べてみると、旧ロシア時代に生きていた男性は短命であるということらしいです。現在のロシアの人口のデータは公開されていないので結論はわかりませんがどうもそのように推察するしかないようです。一説には、アル中が多かったといわれていますが、確かなデータはないようです。ちなみに、日本の男女比のグラフは次のようになります。

女性のほうが長生きなので、年齢が上がると日本でも女性の比率が高くなるのですがリトアニアほどではありません。リトアニアの全体の男女比は0.87で、日本の男女比は0.96となり、どちらも女性が多いとなります。50歳未満に限定すると、リトアニアの男女比は1.04で、日本の男女比は1.04で、ほぼ同じ比率で男性が多いとなります。50歳以上となると、リトアニアの男女比は0.67で、日本の男女比は0.86となり、かなりの比率で女性が多いとなります。