営業の極意は商品を売らずに商品を売ること!

in #japanese6 years ago

営業の極意というのがあります。


それは、商品を売らずに商品を売ること!


一生懸命に商品を売ろうとすればするほど、商品は売れません。

商品を売らずに商品を売る。

これができると、どんなビジネスであれ、取り扱う商品を成約に導くことは難しくなくなります。


営業が上手くいかない人の多くは、自分の取り扱う本当の商品を勘違いしています。

治療ビジネスの商品は治療ではありません。

コーチングビジネスの商品はコーチングではありません。

不動産ビジネスの商品は不動産ではありません。


もしも、あなたが住宅を売るビジネスをしているのであれば、住宅を売ってはいけません!

なぜなら、住宅は住宅ビジネスの真の商品ではないからです。

お客様が欲しいのは住宅ではありません。

お客様が住宅を望んでいない以上、住宅を商品として売っても売れない、売れたとしても成約までの道は困難を極めます。


 住宅を売っては住宅が売れない。でも、住宅ビジネスは住宅を売らなければいけない。

なので、住宅を売らずに住宅を売る必要があります。


『住宅を売らずに住宅を売る』とは、どういうことでしょう?


これは、お客様が何を望んでいるかを知れば、すぐに分かります。

先にもお伝えしましたが、お客様が本当に欲しいのは住宅ではありません。


お客様が本当に欲しいのは、何か?


それは、『住宅を購入した先にある未来』です。


お客様の頭に思い描く理想の生活、未来があります。

そのための手段として、住宅が必要だと感じているわけですね。

あくまで欲しいのは『理想の未来』であって、手段である『住宅』ではありません。

ですから、住宅ビジネスの真の商品は、

『お客様が住宅を購入した先にある理想の未来』

であり、住宅ビジネスが本来売るべきものです。


お客様は、

「この住宅を購入したら理想の未来を手に入れられる」

と感じたときに住宅を購入します。

これが、『住宅を売らずに住宅を売る』の真意であり、極意でもあります。


 この考え方は、自動車のテレビコマーシャルを見ると分かりやすいです。

コマーシャルが訴えているのは、自動車を購入した後に広がる未来の生活の可能性です。

それは、家族とのキャンプかも知れません。

女性とのドライブデートかも知れません。

小さい子供がいる家族の日曜日の買い物かも知れません。

その自動車を購入すると、どのような未来が訪れるのかをコマーシャルでは訴えているわけですね。

お客様が欲しいのは、自動車を手に入れた先にある理想の未来なんです。


ハッキリ言って、お客様からしてみれば、理想の未来が手に入るのであれば、商品自体のスペックは枝葉なんですよね。


かつての僕もそうでしたが、商品が売れないという方の多くは、目的と手段を混同し、手段を売ろうとしています。

しかし、お客様が欲しいのは目的です。


セミナーという手段を売るのではなく、セミナーで得られる未来(目的)を売ることです。

ここを理解すると、商品は比較的楽に売れるようになっていきます。

逆にここを理解せずしてセールストークで何とかしようとしても、遠回りするだけ。労力の割に成果が出ないなんてことも少なくありません。


この考え方は、住宅、コーチング、コンサルティング、保険などどんな商品も売れるようになる、要するに営業の胆と言える部分ですので、是非とも何度も読んでシッカリと腑に落としてくださいね。

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