ホラー映画は苦手

in #japanese8 years ago

ホラー映画が苦手である。見ようと思えば見られなくないが、俗にいうスプラッタームービーだけは遠慮したい。血がこれでもかというくらい流れるので生理的に受け付けない。小学校からの友人は、特にそういった映画が好きで仕方がないので始末におえない。

高校時代、違う高校に通っていたが、日曜日になると、小学校時代からの友人宅で、レンタルビデオを鑑賞していた。ジャッキーチェンの映画やスタローンのランボーシリーズやシュワちゃんの映画を見ていたりしていた。

その中にホラー映画が交っているのである。エルム街の悪夢やゾンビ、13日の金曜日や、その他にも死霊のはらわたを見せられたりして、一人で怖がったりしていた。様々なホラー映画を見せられてきた。その中で一番怖かったと記憶している。

物語の内容は単純である。ひとりのヒッチハイカーが、親切心で乗せてあげた人たちを惨殺するということを繰り返していくだけの話である。単純な構成だけれども、心理的な恐怖と惨殺シーンが相乗効果を生み出して恐怖を極限まで高めていることである。

高校を卒業してからは、社会人となって互いに忙しくなり、僕はホラー映画から遠ざかっていた。ひょんなところから1冊の本と出合う。それが「リング」である。怖いと感じながらも一気に読んでしまった。こんな経験は僕にとって初めてである。それが、映画化されるので友人たちと一緒に見に行った。やはり怖かった。心理的な怖さがそこにはあった。

次々とホラー映画が作られていった。興味本位で何本か見た。やはり、同じ日本人の監督が作っているので、どこをどうすれば恐怖心を与えられるか熟知しているので怖かった。今まで見てきたホラー映画は、一体何だったんだと思わせるくらい日本人の監督が作る作品はどれも怖かった。

最初は、ゲームから人気が出た「バイオハザード」。それが映画化されるので見に行った。あれは、ホラー映画ではなくてアクション映画であると感じた。続編が出るたびに見たけれど、どんどんとアクション映画としての度合いが増してきた。それなら、昔に見たゾンビのほうが怖かった。

ホラー映画とは違って心霊番組も苦手だった。怖いと分かっておきながら、怖いもの見たさでついつい見てしまう。心霊現象や霊魂の存在を頭から信じている訳でもないが、世の中には理屈では割り切れないものがあるんだと感じてしまう。余談だが心霊番組を見ているときは、怖くて後ろが見られない僕である。

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