ブロックプロデューサ投票において考慮すべき7つのポイント

in #eos6 years ago (edited)

本記事は以下のビデオのキャプションです。


こんにちは、Brandon Cummingsです。今日は、EOSネットワークの成功のために、皆さんが適切な情報を得た上でブロックプロデューサーに投票できるよう、eosDACに代わって必要な情報をEOSコミュニティに伝えるために来ました。このビデオでは、ブロックプロデューサーに投票する際に考慮すべき7つのポイントを見ていきます。

ブロックプロデューサー候補を見るときに、まず検討するのは、彼らがブロックプロデューサーまたは”BP”コンプライアンスを守ることを約束しているかどうかです。簡単に言うと、コンプライアンスに同意しているというのは、候補者がEOS Block Producer Agreementに同意し、最新の情報をそれぞれのウェブサイトで公開し、所有権の開示に同意したということを意味します。これはブロックプロデューサーが適切な投票対象か、よく吟味した上で決定するためには必要な情報です。Eoswireが、これらの基準でBPを評価するための簡単なチャートをまとめてくれています。また、BPコンプライアンスの意味についてより詳細な説明も提供してくれています。リンクをshow notes(ポッドキャストの概要をまとめたノート)に載せておくので、是非確認してみてください!


次に確認すべき点は、ブロック生成の技術的スキルです。EOSの目標が実現されるためには、可能な限り安全なチェーンを確保し、ネットワークが堅固な基盤上で実行されていることを確実にする必要があります。これを実現するには、候補者のブロック生成に関する技術的スキルをしっかり考慮する必要があります。これを確認するためには、まず各ブロックプロデューサーのウェブサイトに行き、チームメンバーの経歴を確認しましょう。ウェブサイトを確認する時には以下の項目を確認すると良いでしょう:

  • チームはテストネットでバグを発見するなど、ネットワークの立ち上げに貢献していましたか?
  • (まだブロックプロデューサーまたはバックアップになっていないチームの場合)チームメンバーはブロックプロデューサに選ばれた場合に、業務を遂行するために充分な能力と経験を持っていますか?

もしこれまでの実績に関する充分な情報が得られない場合は、与えられた情報とチームメンバーそれぞれのスキルセットを考慮して、ブロックプロデューサーとして活動するポテンシャルがあるかどうか直感で判断しましょう。


3つ目に確認すべき点は、使用されているサーバーインフラストラクチャの種類と、プライマリサーバーが利用できない場合にブロックプロデューサがどのようなバックアップを取っているかです。ほとんどの候補者は、ベアメタルのハードウェア設定、アマゾンウェブサービスやGoogleクラウドプラットフォームのようなクラウドベースのプラットフォーム、またはその両方の組み合わせを用意しています。ネットワークを保護するためのベアメタルとクラウドベースのサービスの理想的な比率に関しては様々な意見があります。ここではこのポイントについて深入りはしませんが、このトピックに関連したオンラインフォーラムを訪れれば、サーバーに関して様々な考慮すべきポイントがあることが理解できると思うので、是非確認してみてください。ネットワーク全体が単一の障害点になるような状況にならないよう、多様化することが重要なので、全てのブロックプロデューサーがクラウドベースのサーバーを使用していたり、全てのベアメタル設備が1つの大陸に配置されているような状況は、予期せぬ自然災害によって大きなダメージを受ける危険があるので避ける必要があります。


4つ目に確認すべき点は、ブロックプロデューサー候補の所有者と透明性です。たとえば、eosDACのような分散自律型コミュニティのブロックプロデューサーを持つことのメリットの一つは、DACの方向性と目的を決定するコミュニティ投票を通じて、メンバーが監査と所有権の両方について完全な透明性を得られることです。ブロックプロデューサー候補を見る際は、誰に所有権が与えられる予定で、どれだけの透明性が担保されているのか確認することをお勧めします。


5つ目に確認すべき点は、ブロックプロデューサーの貢献度、コミュニティへの関わり方、バリューです。 このトピックについてはブロックプロデューサに関する以下の質問を確認するのが良いでしょう:- どのような方法で、どれくらい積極的にコミュニティに関わっていますか?- どのようなリソースをネットワークに提供してくれていますか?- コミュニティのために便利なツールやソフトウェアを提供していますか?- どのようなバリューを持っていますか?
例として、EOS Nairobiは、彼らのコミュニティを盛り上げ、EOS上に分散アプリケーションを構築する方法を習得させることを通じて、教育とインキュベーションが彼らのBPとしてのコアバリューの一部であることを実証しています。そして、彼らはこれらの活動を通じて、東アフリカコミュニティのユニークなアイデアと明るいマインドというリソースを提供してくれています。

また、これは6つ目に確認すべき点である地理的多様性にもつながります。世界中のさまざまなコミュニティにブロックプロデューサを分散させることは、EOSに多様なアイデアやソリューションを提供するだけでなく、悪意のある人物、政府、自然災害がネットワークを傷つけることを困難にします。地理的多様性を持つもう一つの利点は、EOSによって提供される経済的自由を、それを切実に必要としている発展途上国に提供できるようになることです。 生活のためにネットワークを必要としている人々は、EOSが有機的に大衆に受け入れられるために必要な要素の1つです。


7つ目に確認すべきポイント、そしてこのビデオの最後のトピックは、ブロック報酬の使い道です。この問いに答えるには、あなたが投票を検討しているブロックプロデューサー候補が、ネットワークのセキュリティ確保のために受け取ったブロック報酬の使い道ついて、透明性を担保している必要があります。ブロックプロデューサーはブロック報酬で様々ないことができますが、最もよく見かける3つのシナリオを見ていきます。

  • シナリオ1として、これまでの確認ポイント、つまり技術的能力、サーバーインフラストラクチャ、透明性、コンプライアンスのテストに合格しているが、受け取ったブロック報酬の全てを利益としてキープすることを予定しているブロックプロデューサーを想像してみましょう。この時、確認すべき問は、ネットワークの安全性を確保する能力はあるが、受け取ったブロック報酬を全て報酬にするようなブロックプロデューサーは選んで良いのか?ということでしょう。
  • シナリオ2として、利益を得ているが、教育センターやインキュベーター、カフェ、ソフトウェア、そしてネットワークに利益と価値を提供するツールを開発するための資金は報酬から蓄えておくことを約束しているブロックプロデューサーを想像してみましょう。
  • 最後のシナリオとして、eosDACのような非営利のブロックプロデューサーを想像してみましょう。バックアップ、ネットワークの確保、カストディアンへの報酬、そして完全に機能するDACおよびDACイネーブラーのために必要なツールを構築するための必要資金を除いた、残りの収益の100%は、eosDACトークン保有者の代表であるカストディアンが決めた方法に則ってコミュニティに還元されます。還元方法は、他のDACやDappsへの資金提供や、eosDACトークン保有者への配当などが可能です。

今日の話で受け取ってもらいたい内容は以下の通りです:EOSトークン所有者がブロックプロデューサに投票し、ネットワークがどのうように運営されるか決めることができる仕組みは、これまでにない新しく強力なブロックチェーンのツールです。この実験が成功すれば、アカウントの回復、無料のユーザー手数料、高スケーラビリティ、ステーキングによる本当のトークンユーティリティなど、他のブロックチェーンで利用できない優れたツールを手に入れることができます。


あなたの価値観に合ったブロックプロデューサーに投票し、そうでないプロデューサには投票しないことは、ネットワークの成功のために非常に重要な要因です。このリストが、ブロックプロデューサーに投票する際に参考になれば幸いです。


もしこのビデオが気に入ったら是非イイねをお願いします。また、今回のトピックや将来eosDACで取り扱って欲しいトピックについてのコメントも歓迎しています。


ご視聴いただきありがとうございました。また次回お会いしましょう!

 

                               eosDACへの投票をよろしくお願いします

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