政治雑感 - メルケル首相の引退宣言、ブラジルのトランプ、でも希望があること
Steemit で政治について書くのははじめてかもしれません。素人考えです ;)
ドイツのフランクフルトというというと、フランクフルト・アム・マイン空港で知っているという方が多いかもしれません。フランクフルトソーセージもどうやらこの街に由来するようです。ドイツでは、日本の東京のようにすべてがひとつの街に一極集中していなくて（分散型！）、中規模の街がそれぞれ役割を持っています。フランクフルトは金融都市という位置付けです。
先週末、フランクフルトのあるヘッセン州で州議会の選挙が行われました。結果はというと、メルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟（CDU）の大敗。メルケル首相は年末の党首選挙には立候補せず、首相職は2021年まで勤めて政界から完全に引退すると宣言しました。
NHKラジオのポッドキャストでも報道していたので、日本でもニュースになっているのでしょう。このニュースを聞いたて、ドイツの良心というかドイツのお母さんのようなメルケル首相がこんな形で引退宣言をするのは悲しいなあと思いました。
同選挙では、右派または極右といわれることもある野党ドイツのための選択肢（AfD）が議席を獲得し、これで16州すべての議会で議席を獲得したことになります。ううーん、、、
メルケル首相が求心力を失った背景には移民・難民政策があり、たしかに事件が起きたり、トラブルがあったりしたものの、それでも時に厳しくも包容力がある政策は好感が持てるものでした。私もドイツで移民です。滞在許可、労働許可発行してもらってよくしてもらっています。
時を同じくして、ブラジルのトランプといわれるジャイル・ボルソナロ大統領が誕生しました。
2年前のこの時期、朝起きたらアメリカの大統領選でトランプ優勢の報道でびっくりしたのも覚えています。2016年は夏にイギリスがER脱退を決めて、秋にはトランプ大統領誕生、大どんでん返しが2度もあり、なんとなく時代が変わりつつあるのを感じました。ちなみにドイツが移民や難民を積極的に受け入れていたのはその一年前、2015年のことです。
これからどうなるのでしょうね。うちの半分日本人で半分ドイツ人の子どもの時代も気になります。
どんよりするような政治ニュースであふれる中、ちょっとうれしいニュースもありました。京都に住んでいた時に近所で八百屋さんでありカフェであり雑貨も売っていたスコップ・アンド・ホー（現在は京都北部の大原に移転）を営んでいた井崎敦子さんが京都の市議会議員に立候補するというのです！！先日、朝起きてこのニュースをfacebookのフィードで見かけて鳥肌が立って、涙が出そうになりました。いろいろな経歴の持ち主で、人にはもちろん野菜や自然にもやさしく、オープンな井崎さん、当選してどんどん京都をよくする疑問や提案を持って行ってほしいです。京都時代にはお米や野菜を買いに行って、京都を離れた後も時々立ち寄ってコーヒー飲んでお話聞かせてもらって、こんな風になりたいなと思う方のひとりです。遠くからですがいっぱいパワーを送りたいです。
写真は井崎さんのスコップ・アンド・ホーで買った四角豆を入れたミネストローネです。お米も野菜も何もかもていねいに扱われていて、それぞれにストーリーがあるのを思い出してまた涙が出そうです ;)
井崎敦子さんのことを早速調べて、選挙が来たら投票するぞ！と思ってもっとよく調べたら私の住んでいる区とは違っていました……とほほ。
日本も地方の選挙がこのところ続いていて、日本も少しは変わるのだろうかと、期待とまでは行かなくてもなんとか良い方向に変わってほしいと思う今日この頃です。
残念です。でも個展前なのに調べてもいただいて :) なんとかよい方向に向かってほしいですよね。無関心でいてはいけないなあと思う日々です。。
まずこのような話題で書いてくださってありがとうございます。私も世界の情勢がいろいろ心配で不安な気持ちをかくせないです。ドイツ出身で日本で翻訳その他で活躍中のマライ・メントラインさんが「メルケルの失脚はプーチンと互角に渡り合える政治家が欧州から消えることを意味する。それについてあとで文句を言っても始まらない」とおっしゃっています。私も彼女のようなバランス感覚の良い政治家が去ったあとが心配です。緑の党の意外な躍進？も消極的選択でしょうか。akipponnさんもさぞかし不安なことと思います。
ブラジルのトランプ、はいはい。アメリカのリベラルさんたちがさっそくブラジルの人々と連帯と言っていますね。
トランプ大統領。アメリカは中間選挙を控えていますね。もうすぐです。人生でアメリカの中間選挙がこれほどまでに気になるのは初めてです。マイケル・ムーア監督の映画「華氏119」も話題ですね。
日本は既に極右が何度も選挙で勝っています。改憲するかどうかというところまで来ています。来年の参院選で止めなければなりません。
マライ・メントラインさん、どこかで名前を聞いたことがあると思ったら、NHKのドイツ語の講座を担当していたことがあるようですね。Twitterのアカウントをみつけて早速フォローしました。
メルケルさんとは別に、お父ちゃんの受け売りもありますが、政党では緑の党やLinkeに頑張ってほしいなと思っていて、南部のBW州では与党第1党（CDUとの連立）だったりします :) ただ、こういうポジティブな面に優ってRfDの躍進などにどよんとしてしまうんですよね、、、
それにしてもアメリカの中間選挙、日本の参院選、重要な選挙の行方気になります。
みんなの良心に期待してすべての人が生きやすい社会・世界が実現されるとよいなあと思うばかりです。
メルケル首相は私も純粋に尊敬する好きな人物ですので、大変残念です。
しかも、まさかドイツのための選択肢がここまで躍進するとは…と感じました。
移民政策に関しては本当に色んな出来事が（良い事も悲しい事も）数年立て続けにありましたが、選挙でこの様な結果が出て、イチ日本人である私もフクザツな気持ちです。
なんだか上手く文章に出来ないですねぇ…。
それにしてもミネストローネが美味しそう♡
井崎さん、ぜひ頑張ってほしいですね(^^)
メルケルさん、私も尊敬する人物です。ああいう強く優しいみんなのお母ちゃんになれたらと思います。絶頂期に書かれた伝記が手元にあるので今回の引退宣言をきっかけにまた読み進めたくなりました。
福島の事故前は原発推進など、意外な部分もあるのですが、事故をうけて政策に修正を入れることを厭わず、こういうところすごいです。難民・移民の受け入れも。少なからず問題が起きて批判が出るであろうことは想定できたはずですが、でも良心に基づいて受け入れるのはなかなかできないことだと思います。政治生命を犠牲にしてしまいましたが。
メルケルさんには引退後ゆっくり休んでもらって、井崎さんに続いてがんばってもらいましょう :)