大手ETHマイニングプール"ethermine"の見方・使い方

in #cryptocurrency7 years ago (edited)

前回のETHマイニング事始め(https://steemit.com/ethereum/@minecc/howto-rx-gpu-ethereum)でstart.batに書き込んだepool先はethermine(https://ethermine.orgでした。ethermineでは他にETC(https://etc.ethermine.org)のマイニングも可能で、ETHのサイトと使い方は同じです。

Top画面

スクリーンショット 2017-06-06 9.40.27.png

プール全体の現在統計が貼られていて、この下にはマイナーごとの設定方法(サーバー情報など)が記載されています。このトップの右上にある白い四角の領域にstart.batに書き込んだETHウォレットのアドレスを入力して「Check Status」をクリックすると、マイニング統計画面に変わります。

Dashboard画面

スクリーンショット 2017-06-06 9.40.46.png

まずはこのようなダッシュボード画面。

黄色枠はハッシュレート統計です。最初の数字(169.3)は「報告されている(Reported)ハッシュレート」で、これは下部のプロット緑点に対応しています。単純にマイナーから投げられてきたハッシュレートのことで、マイニングソフト上に表示されているハッシュレートとおおよそ一致するはずです。次の数字(182.0)は「現時点の有効なハッシュレート」で(プロット中の青点)、プールに送り返したシェアのうち、有効なものをカウントして算出された短時間の統計値です。これはどうしても、どこのプールであっても揺らぎがあります。マイニングの仕様です。最後の数字は、このスクショ時にはバグっていてゼロとなっていますが、24時間の平均値です。

青枠には現在プールに貯まっているETHが表示されています。今は0.9558ETHありますね。これが1ETHになったらウォレットに払い出されます(設定変更可能)。

緑枠は稼働しているマイニングリグ数。今は2台がこのアドレスを指定して稼働していることを示しています。

赤枠は過去1時間の統計を示していて、左から順に有効シェア、Staleシェア、無効シェア数を示しています。Staleは、有効なシェアを送り返したものの、それは既にブロックが見つかってしまった後だった場合などにカウントされます。無効シェアは今まで出たことはありませんが、マイニングソフトやプールにエラーが生じると出るのかな?よくわかりません。Staleシェアは報酬が落ちるので、極力Stale率を下げるよう努力すべきです。通信速度の確保くらいしかできませんが…

スクリーンショット 2017-06-06 9.40.58.png
Dashboardの下半分はこのようになっています。上の棒グラフはシェアの統計を示していて、先に説明した1時間あたりの各シェア数を示しています。青だけになっているのが理想(あくまで理想)。

その下は稼働しているリグ数です。あまり気になるところではありませんね。

そして最下段はリグの稼働状況を詳細に示しています。各リグ名と上の方で説明した各種統計のリグごとの値が示されています。リグに不具合があれば外出先でもここからチェックできます。

Payout/rounds画面

スクリーンショット 2017-06-06 9.43.26.png

次はペイアウト(払い出し)画面です。まず最初に過去100回の払い出し履歴が表示されます。この画像では5/22以前のデータが表示されていませんが、5月前半は別のプールに向けていたのでデータが表示されていません。しばらく使っていないと表示されないようです。

スクリーンショット 2017-06-06 9.43.40.png
その下には過去1000ラウンドの報酬状況が示されています。直近はバグなのかエラく単価が上がっていますが、基本的にマイニング能力に応じたETHの獲得状況が示されます。この累積がDashbordの青枠(貯蓄状況)に反映されています。

左下は払い出しの詳細、右下は24時間の稼働状況から推定される報酬統計量です。
今の調子だと1日$26.82相当のETHがマイニングできています。Monthlyはもうあてになりません。新規参入が多く、現在のペースで30日も掘れないからです。

Settings画面

スクリーンショット 2017-06-06 9.44.07ed.png

最後(APIは玄人向けの情報取り出し手段)はSetting画面です。上から順に、

  1. リグがオフラインになったら(i.e. 落ちたら)メールで知らせるかどうかチェックボックス
  2. メールの送付先アドレス
  3. ETHの払い出し設定額(ただし0.05 - 10ETHの範囲内で、1ETH未満は0.001ETHの払出手数料がかかる)
  4. 設定を保存するときに必要なリグのIPアドレス(普通は自宅のIPアドレス)

となっています。IPアドレスは認証のためなので、怪しまずに入力しましょう。

あとがき

以上で基本的なところは抑えられたはずです。

まず最初のうちはデフォルトの1ETH払い出しをのんびり統計を見て待ちましょう。ちなみに大手暗号通貨取引所の一つであるPoloniexは1ETH以上からしか預け入れができないという制限がありますので注意してください。例えば0.5ETH送ったとしたら、次に0.5ETH以上の預け入れがあった時に初めて口座に計上されます。

それでは楽しいマイニングライフを!!

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累積で1ETH行くと着金になるんですね。勉強になりました。

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