□「エッセンシャル思考-最少の時間で成果を最大にする」の感想
日本では2014年に出版されベストセラーになった本なので、今更感はありますが。
最近、夫が買ってきたので、私も読んでみました。今日はその感想を書きたいと思います。
まず、エッセンシャル思考とは「99%の無駄を捨て、1%に集中するための考え方」です。
「やらなくては」ではなく「やると決める」
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやならない」
(P.15)
著者(グレッグ・マキューン)は、この3つの真実が私たちを混沌から救い出し、仕事や生活のパフォーマンスや質を高めてくれると主張します。
先日読んだ『ミニマリズム』とも、共通する部分が多いと感じました。
自分が集中すべきものをひとつ選び、それ以外のものは捨てていい、という点です。
『エッセンシャル思考』では、『ミニマリズム』より更に一歩踏み込んで、自分にとって重要な「1%」に集中するための具体的な手法が紹介されていました。
それが、見極める技術、捨てる技術、しくみ化の技術… などです。
全体を通じてフムフムと納得しながら読みましたが、特に重要だと思ったのが、本書の第四章で言及されている「トレードオフの考え方」でした。
私たちは、何でもかんでもやろうとしてしまう。
一度に多くの仕事をこなせることが、優秀さの証のようになっている。
でも、何でもやろうとすることは、実は何もやらないのと同じ。
どれもこれも中途半端な結果に終わり、成果も曖昧なものになってしまう。
だから、私たちは仕事や生活に存在する多くの項目の中から、自分にとって重要なものを選び取らなければならない。
そして、選び取ったものに集中するために、その他の事柄は捨て去らなければならない。
この「トレードオフ」の考え方が、エッセンシャル思考においてはとても大切になってくるのだそうです。
非エッセンシャル思考の人は、あれもこれもと欲張って、いざという時に何を優先するのかを決められず、結果的にすべてを失ってしまうのだ、と。
読み終わって思ったのが、
確かにものすごく正しい
ということでした。
納得できることばかりだし、私もエッセンシャル思考で以て生きていきたい!
ただ私にとっての問題は、「自分にとって最も重要なものを選べない」ということではなくて、「そもそも自分にとって重要と思えるものがよく分からない」という点です。
「トレードオフ」以前の問題なんですよね…。
日々の生活や人生において、漠然と無駄だと感じていることはありながら、それらを切り捨ててまで打ち込むべきものを見つけられずにいる、というような状態です。
私の周囲も、似たような感じで彷徨っている人が多い気がします。
この状態でくすぶっている人(自分を含め)というのは、頭の中のノイズが多すぎるのかもしれません。
その場合は、トレードオフなど気にせずに、とにかく捨てることから始めてみる、というのも手です。
「明らかに重要度が低い」と思えることだけでいいので。
私は明らかにノイズであったと思われる、ポイントサイトやアンケートサイトを辞めてみました…。
あ、でもSteemitには、それぞれの得意分野に向かって集中している方が多いイメージですね。
私のような迷宮入りした脳みその人間から見ると、本当にうらやましく映ります。
いや「うらやましい」という言い方は失礼かもしれません。
当然、得意分野が勝手に降ってきたわけではなく、これまでもご自身の興味や志向や能力について真剣に考え、既に「トレードオフ」を繰り返されてきた成果だと思いますから。
99%の無駄を捨ててでも大切にしたい「1%」を持っていることこそが重要。
それさえあれば、勝ったも同然(勝ち負けじゃないけど)だと、私は感じました。
あとは引き続きトレードオフを繰り返しながら、大切な「1%」にかける時間をパワーを増やしていけばいいのだと思います。
俺に難しすぎる文章です;3;
ああ。。日本語に勉強します>_<
私も英訳できなかったので、今回は日本語のみです...(>_<)
大丈夫です~~(>_<)
Great post
You are Doing Great