ナンピンは危険
FXのほうで、何度も大損失を出して、やらないようにやらないようにと気をつけていたはずのナンピンをまたしてしまったので反省の意味も込めて書き残しておきます。
安易なナンピンは何故危険なのか?
今回やってしまったのは計画的な分散買いではなく、損失を手早く減らすためだけのナンピンです。
こういった平均建値を低くして少しの反発で損失を減らすナンピンをなぜやらないようにしているかをドル円で例えてみます。
114円でロングを1万通貨建てていたら113円になりました。(含み損1万円)
ここで損切りして次の機械を待てば1万円の損失ですむのですが1万円を惜しみ損切りせずに113円で1万通貨追加でロングして平均建値の113.5円に決済注文を置きます。この時点でこのトレード全体から利益を生む可能性はなくなりました。
決済注文の113.5円まで反発すれば損失は0円になります。ただしリスクは最初の2倍になっています。
残念なことに決済注文が約定せずさらに下落して111円になりました。(含み損5万円)
さらに追加で2万通貨のロングをして112.25円に決済注文を置きます。合計4万通貨のロングを持っておりリスクは最初の4倍になっています。決済注文が約定すると損益は0円です。
さらに下落して109円なったとします。(含み損13万円)
損失が最初予定していたものより10倍以上に膨らんでしまっています。さらに追加で4万通貨のロングをして110.63円に決済注文を置きます。リスクは最初の8倍です。決済注文が約定すると損益はやっぱり0円です。
このとき、普段見ないようなテクニカルを引っ張り出して、行きすぎているからそろそろ反転するはずだ、と理由探しをしてるかもしれません。精神的にキツくなってきてると思います。
さらに下げていくとそのうち「さらに下げてしまうのではないか?」と追加でロングを建てるのもキツくなってきます。
最後は精神的に追い詰められて莫大な損切りをするか、全てを忘れて凍死家になるか、資金が尽きて強制決済で退場するかです。
ナンピンを始めた時点で利益を生む可能性がなくなっているので、損益が0円~マイナス無限のトレードをしていることになります。こんなの勝てません。
FXや株に限らず、競馬等で必勝法で検索すると掛け金を倍々にしていくナンピン手法(マーチンゲール法)が出てきます。理論的には確かにいつかは勝てるのですが実際には資金が足りなくなるか精神的にキツくなり継続出来なくなるかが多いと思います。
なので、1万円の損失を避けるために口座が壊滅するようなトレード、精神的にキツくなるようなトレードはするべきではないと思ってますので安易なナンピンはしないよう注意していきたいと思います。
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