なぜ彼女だけが?
昨年電通の女性新入社員高橋まつりさんが過労自殺した件が非常に話題になりました。
その件で今日高橋さんの母親が安倍総理と面会したそうです。
きっかけは彼女の命日に安倍総理が花と電報を送ったことからだったと伝えられています。
娘の死を無駄にしないよう精力的に活動されているお母様は素晴らしいです。
ただ、私はこの件に関して前からずっと思っていることがあります。
それは「なぜ彼女だけ特別扱いするのか?」ということ。
毎年何十人、何百人という人(もっとかもしれません)が過労自殺している日本の中で、なぜ彼女の死だけそんなにも話題になるのか?
そしてなぜ国や政府が働き方改革に本腰を入れるようになったのか?
そこの点に全く納得がいきません。
恐らく世間は、彼女が東大出身だったから、顔立ちが整っていたから、勤めていた会社が電通という大企業だったからという理由で話題にしたんだと思います。
ただそれっておかしくないですか?
何かがあると「人の命は平等で大切なもの」という綺麗ごとを多くの人が異口同音に言っていますが、心の中では命の尊さに差をつけていることになっているんじゃないでしょうか?
今までの多くの過労死が土壌となっていたから彼女の死が大きく取り上げられたという意見もあるかもしれません。ただ仮にそうだとしても、取り上げられるのがあまりに遅くないですか?これまでにも取り上げて話題にしようと思ったらできたケースはたくさんあったはずです。
彼女の死がきっかけとなって法律や働き方が変わるとしたらそれはそれで良いことですが、彼女より前に過労死してしまった多くの人の死が無視されているような気がしてどこか残念でなりません。
画像出典元 http://www.asahi.com/articles/ASK2P4SM0K2PUTFK00H.html
