映画感想#10 ネタバレ 閲覧注意「世界の"現実"旅行 第5回/8 ヨーロッパ」(2018) オススメ度 7.3/10
Netflixオリジナルのドキュメンタリー「世界の”現実”旅行(Dark Tourist)」を見始めました。ニュージーランド出身のジャーナリストDavidが死・恐怖をテーマに世界の現実を映し出す番組です。
第5回は「ヨーロッパ」です。
日本人から見るとひとくくりにしてしまいますが、歴史も長ければ国も多く利害関係も複雑です。中央アジアや南米に比べれば平和感がありますが、今回はその歴史の一部を少しだけ勉強できてよかったです。
イギリス・パドックウッドで「戦争ごっこ」を体験
ロンドンから東へ約50kmのパトックウッド。ここでは、歴史で起こった戦争を再現するという世界最大の戦争フェスティバル「War and Peace Show」が行われます。ヨーロッパ中から参加者が集まり、それぞれが好みの軍の兵士になりきり、バトルを割と本格的に再現します。
ナチスとは言わずに「ドイツ軍」と呼ぶこと、ナチスの紋章は掲げないこと、などといった配慮?がされています。実際に参加者がお互いをいがみあってるわけではなく、参加者は自ら「ハリウッドの役者と同じ」と表現し、休憩中やご飯を共に過ごします。
過去の人類の誤りに向き合うというイベントよりは、好みの軍隊の服を着て、彼らになりきることに重きが置かれています。という意味では、日本のハロウィンみたいな感じでしょうか?
David自身は参加してみて違和感を感じていましたが、個人的には「こういうのもいいんじゃない?」と思いました。出来事時代の背景や文脈は抜きにして、好きな人は楽しめるんだろうなと思います。日本のハロウィンみたいに。
イギリスの田舎にある狂気の博物館「Littledean museum」を突撃
次にイギリスの西部にある田舎の中の博物館を訪れます。この博物館「リトルディーン刑務所」は田園風景の中にあるとは思えない過激な展示物が飾られていることで有名ですた。。
この博物館では歴史的に不謹慎な展示物が存在します。KKKが黒人の人形で遊んでいる姿や、アウシュビッツでの強姦の姿、人間の皮膚でできたランプシェードなどです。結構えぐくてテンションが下がりました。。
個人が展示しているものなので本物かどうかは若干怪しいですが、実際に犯罪者と繋がりがある様子が描かれていました。。
ここまでの博物館を作り上げるに至る情熱はなんなのでしょうか?誰もやらないので儲かるのでしょうか?調べてみると入場料は1,500円程度でした。彼の動機とその生活がきになるところです。
トルコ軍に管轄される北キプロスのファマガスタビーチへの侵入を試みる
最後は現在進行形で起こっている問題です。北キプロスは1983年にトルコ軍のバックアップを得てキプロスから独立した国です。正式名称は北キプロス・トルコ共和国で人口30万人程度です。トルコしか国家として認めていません。キプロスはギリシャ系が多いですが北キプロスはトルコ系のみが住んでいます。北キプルスはトルコ語・南キプルスはギリシャ語が話されています。
現在も北キプロスにはトルコ軍が管轄しており、容易には入れません。「ファマガスタ」には綺麗なビーチがあります。かつては、多くのセレブで賑わっていたところです。1970年代にトルコ軍が侵入以来、住んでいた住民はその場に帰ることができません。かつてのギリシャ人地区はゴーストタウンとなっています。
Davidも各方面から侵入を試みますが、最後は断念します。侵入したらリアルに射殺されそうで怖いです。
今回は南キプロス側からの視点で描かれていたのでトルコ軍が少し悪者かのように写っていました。しかし、トルコ側から見るとそれはそれでまた北キプロスに侵攻するだけの理由があるんでしょう。
いろいろ調べて見ると、世界の中で国家として承認されていない北キプロスに生まれる人に同情してしまいました。日本人だと体感しづらいですが、どこからも国だと認められていない彼らは渡航・文化・スポーツなどで大きく制限がかかってしまいますので。今は国としては分かれているけれど、治安は問題なく平和だそうです。
中東問題は全てを解決するための糸口が見えません。これからも絶えず争いは続いていきそうです。キプロス島は統合に向けての動きもあるらしく、生きている間に実現されてほしいなと思いました。
ホントに、ヨーロッパは一括りにしてしまうには難しいですよね。私も以前、北キプロスのドキュメンタリーを見たことがあります。国境付近ではいつ銃撃されるか解らないとヒヤヒヤしながら生活しているようでした。
日本は島国ですのであまりピンと来ないところもあるのかも知れませんが、私も含めて、もう少し世界の様々な問題について関心を持つ努力をしないとなぁと思っています。マスコミがシャットアウトしているところも多々ありますものね。
いろいろ考えさせられる投稿でした。シェアありがとうございます^^
コメントありがとうございます。
えー、そうなんですね、もっとたくさんのドキュメンタリーをみていきたいです!
たくさんのインプットがどこかで繋がる時が楽しいですよね!
続けてすみません。jp-friendship#5のバトンをお渡ししました。もし良かったらよろしくお願いしますmm 元記事はこちら。
https://busy.org/@steemit-jp/jp-friendship-5
ありがとうございます!
どんな記事になるのか、楽しみにしていますw
オーストラリアは世界で2番目にキプロス人が多いんですよ(キプロス以外の国で)。
キプロス銀行もありますし、キプロス人のコミュニティーもあります。
恥ずかしながら、キプロスの歴史を全く知りませんでした。とても興味深く読ませていただきました ^^
嬉しいお言葉をありがとうございます!
そーなのですね、知りませんでした。またオーストラリアのキプロス人コミュニティのお話も聞きたいです