庭で育てているものの話

今年はドイツも暑い夏でしたが、今日の34度を越えると気温が下がって一気に秋ムードになりそうです。夜日が沈むのもずいぶん早くなりました。

この夏は子どもが水やり（もとい水まき）をするようになり、花を見かけると飛んで跳ねて「はにゃ！！はにゃ！！」と叫ぶまでになりました。しめしめ。母方の祖父母、もしくはその前から続く園芸の趣味を引き継げるかな。

ハーブはほぼ庭からまかなって、買うとパックが大きくて使い切れずに困っていたルッコラなどの葉物もなかなかうまくやりくりできました。

そんな庭事情を久しぶりにつらつら書きたいと思います :)

今年は年初から春にかけて、タイ、日本、アルバニアをはじめとするバルカン半島滞在・・・とどたばたでトマトやナスの苗を作るのが大幅に遅れました。通常2、3月から始めるところ、たしか5月に始めたと思います。ヨハネスベリートマトと呼ばれるマイクロトマトがようやく実をつけつつあります。

マーケットのビオ屋さんで子どものお友達にと買ったエースのパプリカはちょっとお休みを経てまたもりもり実をつけ始めました。よく見たら4つもついています。ちょっと多いかな、無事育ちますように。その隣はトマトなのですが、これまたマーケットから。50セント（65円ほど）でたたき売りされていて、心なしか元気がなく、子どもがトマト好きということもあり買ってきました。がんばってたくさん実をつけています。

今シーズンはもう増やさないぞと思っていたところ、マーケットの植木屋さんでイチヂクの木が売られていて・・・衝動買いせずにはいられませんでした。1-1.5m になるそうです。冬は家に入れて観葉植物にしようと思っています。

お店やマーケットで買えない野菜も育てたくて、キオッジャビーツという実が赤と白のうずまきのビーツを育てています。根が丸くなってきました。収穫の日も近そうです。

もうひとつ希少な野菜として実が赤い紅芯大根を育てています。根は太くなってはいるもののまだ丸々としてはいなくてどうなることやら。スライスしてサラダに入れたいんだけどな。ちなみにこの鉢のそこには私の胎盤が埋まっています・・・（病院がくれてどうしたものかと思いこうなりました）。

ルッコラはこの数日油断をしていたら丸々太った青虫にずいぶん食べられてしまいました・・・。とはいえルッコラたちずいぶんがんばってくれて、この夏は1パックも買わずでした。日々虫チェックを欠かさなかった青梗菜は炒め物にできるくらい採れています。やった！

株ごと取ってしまうともったいないので大きくなった葉っぱからとっていっています。採った後なのでちょっとかわいそうな見た目です。間にはモンシロチョウ避けにいいと読んだ春菊を植えました。効果があったのかは不明です。

収穫といえばバジルが今年はよく育ち、ペーストを作りました。「まずい、お昼がない！」という時にパスタと和えれば出来上がりでお役立ちです ;)

最後はケール。冬に備えて小さな苗30セント（40円弱）を買ってきて最近プランターの隙間に3株植えました。これももう葉っぱを採り始められるくらいの大きさになっています。この冬はケールを庭からまかなえるといいな。

まだ少し気が早いですが、芽キャベツ、ネギ、大根といった冬野菜にも挑戦したいです。あとは子どもが花、花というので、食べられるものばかり植えていたところを反省して花を増やそうと思います。

そうそう、以前書いたラディッシュは完全に失敗で、根が大きくならず撤退しました。もう少し涼しくなったらまた育ててみます。

そんなこんなの庭の話でした。暑さが和らぐのはうれしいですが、あと数ヶ月でドイツの暗くて寒い冬が来るのとガーデニングシーズンが終わってしまうのを思うと少し寂しくもあります。